料理を作る際に、鍋やオーブンなど様々な調理器具を使うことってありますよね。しかし、できるだけシンプルな調理方法でおいしい料理を作りたい人も多いはず。以前放送された『あさイチ』(NHK)では、フライパン1つで作れる絶品レシピを紹介していました。
フライパンで作る“肉じゃが”のコツは?
まずは水もダシも使わない「蒸し肉じゃが」のレシピをチェック。下準備として、大ぶりに切ったじゃがいも3個の表面をサッと水洗いします。にんじん1/3本は小さめの乱切りに、玉ねぎ1個はくし形にカット。牛薄切り肉150gも、大きい場合は食べやすいサイズに切っておくのがおすすめです。
各食材を切り終えた後は、フライパンにじゃがいも、にんじん、たまねぎ、サラダ油小さじ2を入れて全体を絡めましょう。野菜の上には牛薄切り肉を1切れずつ広げてのせ、砂糖大さじ3と1/2、みりん大さじ2、醤油大さじ3と1/2、酒大さじ2の順に調味料を加えます。
その後フタをした状態で中火にかけて、沸騰したら弱めの中火で約5分加熱。時間が経ったところで一度底の方から混ぜていき、再びフタをして約3分温めてください。最後は火を強めてから軽く煮詰めれば完成です。
“コールドスタート”でワンランクアップ
同番組では、ご飯と相性抜群な一品「そぼろ」の作り方も紹介。
まずフライパンに鶏ひき肉(もも)300g、醤油大さじ3、砂糖大さじ1と1/2、みりん大さじ1を入れて、へらで均一になるように混ぜ合わせます。
続いてひき肉に火が通るまで3~4分ほど中火にかけますが、ここでもヘラで具材を混ぜながら炒めていくのがポイント。調味料が液状になり、ひき肉がパラリとした感じに変わればOKです。
あとは小麦粉大さじ2を加えて再度へらで混ぜていき、“とろみ”がひき肉にしっかり絡むまで加熱するだけ。冷たいフライパンに食材を入れてから火にかける手法(コールドスタート)によって、柔らかい肉に仕上がるだけでなく“味つけ”もより馴染みやすくなりますよ。
今回取り上げたレシピは視聴者に好評なようで、「『蒸し肉じゃが』はすごく簡単にできたし、夫も味を絶賛してくれた」「コールドスタートを試してみたら、いつも作るそぼろよりおいしくなった気がする!」などのコメントが寄せられていました。
リュウジさん直伝のワンパンレシピ!
6月19日放送の『土曜はナニする!?』(フジテレビ系)でも、料理研究家のリュウジさんが様々な“フライパン活用レシピ”を伝授。中でも「世界一簡単なキムチチゲ」はたった3つの食材で作れるので、さっそく見ていきましょう。
まずはひと口大に切った鶏もも肉150gを中火で加熱。この時フライパンにサラダ油を引く必要はなく、“とり肉の皮から出る脂”を有効活用するのがリュウジさん流のテクニックです。
次に白菜キムチ160gを加えて軽く炒め合わせたら、水400ml、白だし大さじ2、絹ごし豆腐150gも投入。最後は中火で10分ほど煮込めば、あっという間に“キムチチゲ”ができあがります。使用する調味料が少ないうえにフライパン1つで完結するので、本当に“世界一簡単”かもしれませんね。
調理の手間を省きつつおいしい料理を作りたい人は、ぜひ“フライパン活用レシピ”に挑戦してみては?
文/内田裕子
参照/『あさイチ』公式サイト「蒸し肉じゃが」https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/210628/recipe_5.html
参照/『あさイチ』公式サイト「そぼろ」https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/210628/recipe_3.html
参照/『土曜はナニする!?』公式サイト「予約が取れない10分ティーチャー」https://www.ktv.jp/donani/recipe/210619.html