ピーマンの中にひき肉を詰めた“ピーマンの肉詰め”。多くの家庭で作られている定番のおかずですが、たまには大胆なアレンジを加えた肉詰めに挑戦してみませんか? 今回はV6・坂本昌行さんが作る特製肉詰めをご紹介しましょう。

コンビーフとじゃがいもで肉だね作り

6月25日の『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、坂本さんの料理コーナー「One Dish」を放送。いつものピーマンの肉詰めに坂本さん流のアレンジを加えた、「ピーマンの特製肉詰め」の作り方を教えてくれました。

 

まず肉だねに使う2人分の材料は、コンビーフ1缶、じゃがいも1個、ピーマン(ヘタ側)大4個分、粉チーズ大さじ1、塩・黒こしょう各適量、クミンパウダー小さじ1/2です。じゃがいもは5mm角にカットし、電子レンジで約2分加熱したものを使用。上記の材料を混ぜ合わせたら、種とヘタを取り除いた“カップ状のピーマン”に肉だねを詰めていきましょう。

 

ちなみにピーマンをカップ状に使うと、中まで火がちゃんと通るか心配になりますよね。番組MCのバナナマン・設楽統さんも火の通りを心配していましたが、坂本さん曰く「コンビーフはそこまで火を通す必要がないので心配いらない」のだそう。

味のアクセントはパン粉!?

ピーマンに肉だねをたっぷり詰めたら、オリーブオイル大さじ1/2を熱したフライパンの上へ。塩適量を軽くふりかけ、フタをして蒸し焼きにします。

 

時々ひっくり返しながら7~8分ほど加熱する間、ここで坂本さんが作ったのが味のアクセントとなる“カリカリパン粉”。別のフライパンにオリーブオイル小さじ1を熱し、にんにく1/2かけとパン粉(乾燥)大さじ2を焼いてください。パン粉をカリカリに焼き上げることで、食感や風味が楽しめるそうです。

 

最後に塩適量と粒こしょう(黒)小さじ1/2をふって火を止めたら、あとは焼き上がった肉詰めの上にふりかけるだけ。

 

スタジオで実食したカンニング竹山さんは、ひと口食べるなり「じゃがいもがしっかりしてるからあっさりもしてるし、パン粉がきいてる」と大絶賛。タレントの千秋さんも、「パン粉がパリパリで美味しい」とご満悦のようでした。

肉だねがはがれないピーマンの切り方

ピーマンの肉詰めといえば、焼いている途中に肉だねがはがれてしまった… という経験はありませんか?

 

料理研究家・コウケンテツさんの公式YouTubeチャンネルでは、「はがれようがないピーマンの肉詰めの作り方」を公開中。コウケンテツさん流の肉詰めはピーマンを縦や横に切るのではなく、斜めに切っていくそうです。

 

まずヘタの部分に沿って果物ナイフなどで切り込みを入れていき、ピーマンを横に倒した状態で斜めにカット。ヘタがある方のピーマンは、切り込み部分をワンプッシュしてヘタを取り除いていきます。種は全部取り除いても、ある程度残しておいてもどちらでもOK。ただしピーマンの内側についた綿の部分は、しっかり残しておくことがポイントです。

 

この綿の出っ張り部分が肉だねのストッパーになるようで、実際に試した人からは「本当に肉だねがはがれない」「いつもより肉だねもたっぷり入るし、まさに一石二鳥」といった絶賛のコメントが。ちなみに焼くと焼き縮みが起きるため、肉だねはこんもりするくらいしっかり詰めるのがおすすめですよ。

 

ピーマンの肉詰めを極めて、家族をアッと驚かせてみてはいかが?

文/内田裕子
参照/料理研究家 コウケンテツ公式YouTube「料理研究家コウケンテツ流! 柔らかジューシー&ボリューミー! はがれようがないピーマンの肉詰めの作り方」https://www.youtube.com/watch?v=JwvJlY8t6GY