加齢や出産を経てバストラインが徐々に崩れていくのは、ある程度は避けられないこと。でも、そこで諦めたらおしまい。年齢やライフステージが変わっても美しいバストを維持することは不可能ではありません!
それを実証しているのが、アラフィフの美乳家・原志保さん。2度の出産を経てもなお、驚愕のバストラインをキープできている秘訣を伺いました。
「もういい年だから…」ってブラジャー選びを諦めないで!
── 惚れ惚れするバストライン…本当に羨ましいです!バストケアを意識しはじめたのはいつ頃ですか?
原さん:
20歳くらいの頃、老舗のランジェリーショップで初めてフィッティングをしてもらったんです。そうしたら、バストラインが見違えるほどきれいに見えて。ブラジャーのつけ方でこんなに変わるものなの!? って感動しました。それが下着の魅力に目覚めたきっかけでしたね。なので、若い頃から下着にはけっこうお金をかけて、気を使ってきたほうだと思います。
本格的にバストケアをしなければとお尻に火がついたのは、次男を出産してしばらくたった頃。次男が保育園に通うようになって少し生活リズムに慣れてきた矢先に、「胸に元気がなくなってる…!」って、はたと気づいたんです。
ちょうどその頃、エステティシャンの養成学校に入学して、資格取得のために勉強していたのですが、そこで初めて「バスト専用クリーム」の存在を知りました。今から15年ほど前のことなので、世間ではまだまだ「バスト専用クリーム」に対する認知度は低かった時代です。実際に手に取ってみて、これはいい!と思い、セルフマッサージをするようになりました。
── 第1子を出産されたタイミングでは、バストのケアは特にしていなかったのですか?
原さん:
そうなんです。長男のときは産後2か月でモデルの仕事に復帰したので、バストのことは気になってはいたものの、自分の体をケアする余裕なんてなくて…。
ただ、授乳期間中も、自分のバストサイズに合ったブラジャーをつけるようにはしていました。妊娠中や授乳期間中は、バストのサイズが大きく変化しますよね。そこでラクなほうをチョイスするのではなくて、その時々のバストに最適なサイズを身につけることが大事なんです。それはわかっていたので、授乳期間中もそのときのバストサイズに合ったワイヤー入りのブラを選んでいました。授乳中だからといって気を緩めてしまうとすぐに横に流れてしまうので、そこだけは気をつけていましたね。
ブラジャーを正しく使えば、おっぱいはきちんと応えてくれる
── 原さんがいま、実際に使用されているブラジャーがすごく気になります。詳しく教えていただけますか?
原さん:
上の写真の左のブラは、20代の頃から通っているランジェリーショップのママに勧められて購入したものです。触ってみるとわかりますが、パットに天然鉱石が入っているんです。鉱石からの波動が胸の細胞に働きかけ、張りのあるバストをキープする効果があるそう。実際身につけていると、まるで生理のときのようなバストの張りを感じます!
真ん中のブラは「ブラデリスニューヨーク」のもの。身につけるようになったのは、先ほどのランジェリーショップで勧められたのがきっかけです。その後、この商品を取り扱うメーカーさんとお仕事をする機会があり、それからは直営店で購入しています。このブラジャーは実際に店舗にいき、ビューティアドバイザーの方にきちんとバスト計測をしていただいて選んだもの。さらに正しい位置に正しく身につける方法も指導してくれるので、バストラインは確実に変わりますよ。即効性を狙う人におすすめです。
一番右のブラは、今注目されている“光電子”を配合した夜用ブラジャーで、もともとはエステ系の商材なんです。睡眠中もバストが流れてしまわないようナイトブラをするのはとても大事なことだと思うんですが、実際に身につけてみると締め付け感が強いものも多いんですよね。締め付けられるせいで血流が悪くなるのは避けたいところですが、これは布を肌に当てただけのようなソフトなつけ心地で、さらに血流やリンパの流れを促してくれるところが気に入っています。
── 効果感の高いものを厳選して使われているんですね。原さんが考える「よいブラジャーの基準」って何でしょうか?
原さん:
当然のことですが、人間の体は立体ですから、ブラジャー自体も立体的な設計でなければ体にフィットしないんですよね。なので、ブラジャーを置いたときに、ぺたんと水平になるものは極力選ばない方がいいと思います。置いたときに浮いて立ち上がるくらいものがベストですね。
高価なものを買わなければいけないということはないけれど、ある程度お金をかける価値はあります。もしバストの崩れが気になるようなら、自分の手持ちのものを今一度見直してみてはどうでしょうか。
Profile 原 志保さん
取材・文/望月琴海 撮影/古水 良