ねばねば食材の代表格である「納豆」。パックに入った商品を購入する人は多いと思いますが、賞味期限が切れた納豆を捨てた経験ってありませんか? せっかく買った納豆を処分するのはもったいないもの。使いきりに役立つアレンジレシピを覚えるのがおすすめですよ。
納豆をアイスにアレンジ!?
3月放送の『おはよう日本』(NHK)には、SNSなどで納豆の魅力を発信している鈴木真由子さんが登場しました。年間1500パック以上の納豆を食べるという鈴木さんですが、食べきれない納豆は冷凍保存しているそう。
実は冷凍しても、大豆たんぱく質やカルシウムといった栄養素がほとんど変わらない納豆。日持ちする期間も長くなるため、納豆を捨てる回数が多い人はぜひ試してほしいテクニックです。
さらに鈴木さんは、凍った納豆のおいしい食べ方も伝授。教えてくれた一品が、カットした冷凍納豆とバニラアイス、しょうゆ各適量を混ぜ合わせた「納豆アイス」です。実際に意外な組み合わせのアイスを食べたリポーターの上村陽子さんは、「めちゃくちゃおいしい!」「(味が)和風のみたらしだんご風アイスです」と大絶賛していました。
納豆×餃子も相性抜群!
鈴木さんは他にも、イチオシ料理の「納豆餃子」を紹介。気になる作り方は、まずボウルに豚ひき肉100gとせん切りにした大葉6枚、豆板醤大さじ1、片栗粉大さじ1、オイスターソース小さじ2を入れて混ぜ合わせます。
あんが完成したら、24個分の餃子の皮を用意。皮の中には、あんとスプーンですくった冷凍納豆(2パック分)、ピザ用チーズ適量を加えます。続いてフライパンに餃子を並べて中火で加熱し、お湯30mlを入れた後にフタをしましょう。
5分ほど経過したタイミングで、フタを外してからサラダ油適量をプラス。中火のまま2分ほど焼き、餃子に焼き色がつけばできあがりです。自作の「納豆餃子」を食べた鈴木さんは、「バランス最高ですね」と自画自賛。さらに「(納豆を)冷凍していろんな料理と一緒に楽しんでもらえたらうれしい」とコメントしていました。
“納豆の栄養価”って知ってる?
栄養満点の納豆を使った調理術に注目しましたが、そもそも納豆にはどのような栄養素が含まれているのか気になるところ。実は「おかめ納豆」を販売するタカノフーズ株式会社の公式サイトに“納豆の栄養価”が掲載されています。
同サイトの「もっとよく知る」というページによると、納豆1パック(45g)には免疫機能を健全に保つ「ビタミンB6」やコレステロールを減らす「ビタミンE」などの栄養素が。他には、鉄分、たんぱく質、食物繊維といった健康維持に欠かせない成分も含まれているそうです。
ちなみに納豆の栄養素で最も含有量が多いのは「たんぱく質(7.4g)」。次いで「食物繊維(3.0g)」「カリウム(300mg)」と続きます。1度の食事で9種類ほどの栄養を摂取できるので、健康志向の人には最適な食品ですね。
「納豆をご飯にかける」という食べ方しか知らない人は、ぜひ今回紹介したレシピを真似してみてはいかが?
文/古山翔
参照/『おはよう日本』公式サイト「納豆を冷凍で食べきる健康と節約レシピ アイスも衝撃の味に」https://www.nhk.or.jp/shutoken/ohayo/20210313c.html
タカノフーズ株式会社公式サイト「納豆の栄養価」http://www.takanofoods.co.jp/fun/nattoeiyo/