竈門炭治郎役の花江夏樹さんと竈門禰豆子役の鬼頭明里さん

3月26日(土)、27日(日)に東京ビッグサイトにて開催された国内最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2022」では、「RED」「GREEN」「BLUE」の3つの大きなステージで、話題作、人気作のキャストやスタッフが登壇し、さまざまなイベントを行いました。

 

26日(土)の「アニメ『鬼滅の刃』ステージ」には、2月に放送終了したばかりの『遊郭編』より、メインキャストの竈門炭治郎役の花江夏樹さん、竈門禰豆子役の鬼頭明里さん、我妻善逸役の下野紘さん、嘴平伊之助役の松岡禎丞さん、宇髄天元役役の小西克幸さんが登場し、『遊郭編』のダイジェスト映像を観ながらの“生コメンタリー”も行われました。

「ド派手に楽しませてやるぜ!」

宇髄天元役の小西克幸さん

炭治郎、善逸、伊之助が女装した姿である、炭子、善子、伊之子。『遊郭編』でおなじみの炭子、善子、伊之子が、ステージ上の大スクリーンに映し出され、キャスト登壇前から観客の期待は高まるばかり。「ド派手に楽しませてやるぜ!」という宇髄の力強い掛け声とともに、声優陣がステージに登場。下野さんは善子の声であいさつをするなど、ファンサービスもたっぷりで、会場の笑いを誘っていました。

 

我妻善逸役の下野紘さん

ほぼ善子口調でトークを繰り広げる下野さんは、原作を読んだときから「善子を演じたい」と思っていたそうで、「残念ながら、吉原一の花魁にはなれませんでしたが…、楽しかったです!」と念願の善子役への思いを明かしていました。

 

宇髄役の小西さんも、「自分が出演しているのにも関わらず、毎週放送が楽しみで仕方なかったです!」とコメント。毎話話題となっていた作画のクオリティについては「スタッフのみなさんがものすごく頑張ってくれていたと思います!」と笑顔で感謝と労いの言葉を口にしていました。

花江さん「圧が本当に怖かった」堕姫のアフレコ

嘴平伊之助役の松岡禎丞さん

イベントでは『遊郭編』からの厳選シーンを18分(!)にまとめたVTRを観ながらトークを展開するという生コメンタリーも披露。第二話「遊郭潜入」での炭子、善子、伊之子の初登場シーンについては、白塗りに口紅、頬紅を施した三人の衝撃のお化粧姿が話題に。炭治郎、伊之助は途中でお化粧をやめたものの、最後まで善子姿を貫いたことについて下野さんは「アニメの映像がきれいすぎて、途中から(変なお化粧も)気にならなくなっていました」とうれしそうに振り返っていました。

 

迫力のアフレコを振り返った花江さん

第六話「重なる記憶」での炭治郎vs堕姫の激闘シーンは、炭治郎役の花江さん、堕姫役の沢城みゆきさんが隣同士でアフレコしたそうで、「沢城さんが本当に怖かったです。圧がダイレクトに伝わってきました」と明かす場面も。これに対し、禰豆子役の鬼頭さんは、堕姫を上回る強さを見せなければいけないことに、「プレッシャーを感じました」と語っていました。

 

『遊郭編』では、炭治郎、善逸、伊之助の三人が共闘するバトルシーンも見どころ。伊之助役の松岡さんが「野生児だった伊之助が仲間たちといろいろな経験を重ねて…。炭治郎と善逸を本当に信頼しているからこそ、自分は鬼の頸を斬ることだけを考えていられるシーンです。昔の伊之助からは考えられなかったはず」としみじみ。花江さんも三人一緒の戦いのシーンに「感動しました」と笑顔を浮かべていました。

 

最後のあいさつで花江さんは「『刀鍛冶の里編』も発表され、これからも僕も炭治郎として鬼舞辻󠄀を倒すために心燃やしてがんばっていきたいと思います。これからも応援お願いいたします」と呼びかけ、大きな拍手に包まれイベントを締めくくりました。

 

※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記