あの給食マニア教師”甘利田幸男”が帰ってくる!
10月より放送がスタートするドラマ『おいしい給食 season2』の製作会見記者会見が行われ、甘利田幸男役の市原隼人さんが、作品への思いや給食の思い出を語りました。
給食に翻弄される滑稽な姿を楽しんで!
続編スタート前の心境を訊かれた市原さんは「甘利田の姿を観られることが恥ずかしい」と照れた表情を浮かべつつも「笑わせるのではなく笑われるつもりで演じています。給食に翻弄される甘利田の滑稽な姿を楽しんでほしいです」と笑顔でアピール。
撮影前日は眠れなかったという市原さん。「これまでいろいろな作品にかかわってきましたが、群を抜いてハードな現場でした」と振り返りながら、「甘利田はキャラクターが強烈すぎなので、自分自身が押しつぶされそうになっていました」とプレッシャーを明かしていました。
また「この作品には、原作がありません。台本にはないものをどのように作るのか、企画者である脚本の永森(裕二)さんに試されているような感じもありました」と振り返り、「現場にいるスタッフ、キャストのみなさんと共闘している感覚でした」と撮影時の心境を明かしていました。
甘利田先生が給食を前に校歌に合わせてウキウキ踊り、はしゃぎすぎて腕を机にぶつけるという作中でもおなじみのシーンは、台本には書かれていない演出だそう。「台本には何も書かれていないけれど、全ての方に楽しんでいただける作品づくりを目指していました」とのこと。「作品を通して、現場の楽しさも届いてほしいという思いです」と笑顔を浮かべていました。
給食マニア教師・甘利田が新たな楽しみを見つける?!
前作からちょうど2年後の物語が描かれるシーズン2。「下校時には駄菓子屋に通うことを覚えました」と甘利田先生の変化に触れ「“早く観てほしい”という気持ちでいっぱいです。こんなに胸が高鳴る作品は久しぶりです」と作品への溢れる愛を表現していました。
コロナ禍で学校給食では“黙食”が取り入れられるように。「何が正解かわからないけれど」と前置きしながらも、「誰かと食べることで楽しくなること、何かを一生懸命楽しもうという気持ちや人に寄り添うことにブレーキをかけることない世の中になることを願っています」と思いを伝えていました。
甘利田先生の務める中学校に転校してくる神野ゴウを演じた佐藤大志さんは「前作に比べると、ラフに演じることができました。監督からは大人っぽく繊細なゴウを演じてほしいというリクエストがありました」とニッコリ。「迫力で押されてしまうと思うくらい、甘利田先生のリアクションがパワーアップしています」と撮影を振り返りながら「シーズン2から登場する駄菓子屋のシーンにも注目してください」と見どころをアピールしていました。
給食の思い出を訊かれると、佐藤さんは「お絵かきペン」と回答。「パンの日についてくるチョコペンは、お絵描きをするためのものなのですが、半分使って、半分そのまま飲んでいました」と神野くんのような“こだわり”の食べ方を告白し、笑いを誘っていました。
市原さんは「牛乳じゃんけん」と答え、「特別、牛乳好きというわけじゃないけれど、みんなと一緒に楽しみたいという一心で参加していました」と楽しい給食の時間を懐かしんでいました。
一生懸命な姿を見て、思いきり笑って!
最後の挨拶で市原さんは「大好きな給食のために一生懸命生きている甘利田の姿を観て、思いっきり笑ってください。観る人をあたたかくつつみ、背中を押してくれる、エールのような作品になっていると思います」とアピールし、「この作品が好きすぎてたまりません」と最後まで作品への愛を熱く語っていました。
イベントには、市原さん、佐藤さん、のほか、本作より初参加となる土村芳さん、勇翔さん、山﨑玲奈さん、そして綾部真弥監督も登壇し、劇場版第2弾も2022年に公開されることが発表されました。スケールアップした甘利田VS神野の給食バトル、そして新たなバトルの予感!?の駄菓子屋での展開もお楽しみに!