「良いへそくり」をして、貯金の使いすぎを防ぐ

もちろん、ときには、月々の予算だけではカバーできないことも起こります。そのときは、多少は貯金を切り崩すこともやむを得ないでしょう。

 

ただし、パートナーのどちらかがお金にルーズなタイプだと、一度、貯金を切り崩すと、「今回も少しぐらい良いのでは?」と貯金を頼る悪いクセがついてしまいます。何度も切り崩していると、老後の資金や教育費などがたりなくなってしまいます。

 

そうならないためには、「良いへそくり」をしておくのもひとつの方法です。夫婦二人が情報共有をしている口座の他に、もうひとつ、パートナーに内緒の口座をつくり、そこに生活防衛資金を貯めておくのです。

 

生活防衛資金は情報共有している口座の貯金と良いへそくりを含めて、生活費の半年~1年分が家計とは別にあると安心です。良いへそくりをすると、目に見える貯金額が減るので、お金にルーズなパートナーも、貯金を安易に使おうとは思わなくなるでしょう。

 

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監修/横山光昭 取材・構成/杉山直隆 イラスト/村林タカノブ