銀行通帳が有料になる時代こそネットバンキングがおすすめ
ネットバンキングをおすすめする理由は、もう一つあります。それは、預金しているだけで手数料がかかる時代がすぐそこまで来ているからです。
たとえば、みずほ銀行では2021年1月から紙の通帳の発行に1,100円の手数料がかかるようになります(既存の口座・70歳以上は無料)。
また、三井住友銀行でも2021年4月から「2年以上出入金がない」などの条件を満たす口座で年1,100円、紙の通帳の発行に550円の手数料がかかるようになります(既存の口座・18歳未満と75歳以上は無料)。
いずれも既存の口座は対象外なので、今すぐに手数料がかかるようになる方は少ないでしょう。しかし、これから時が経つにつれて、ネットバンキングを使わない場合には「手数料がかかる」のが当たり前になってくるでしょう。
だからといって、手数料をわざわざ払う必要はありません。ネットバンキングを使えばいいのですから。
しかも、始められない人が思っている以上に申し込みは簡単です。たとえば三菱UFJ銀行の口座を持っているなら、スマホのアプリからネットバンキングの申し込み手続きが可能。アプリをダウンロードし、店番、口座番号、キャッシュカードの暗証番号、名前などを入力し、パスワードやメールアドレスを登録するだけで完了します。
また、これから開設する口座でネットバンキングをする場合には、口座開設と同時にネットバンキングも申し込めるようになっているのが一般的です。「なんだか難しそう」と思っている方も、実際にやってみると簡単で驚かれると思います。ぜひ試してみてくださいね。
文/畠山憲一
参考/日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行・イオン銀行・楽天銀行のウェブサイト ※銀行の情報などは2020年10月末日現在のものです。最新情報は各行のホームページなどでご確認ください。