日々の暮らしに欠かせないものとなったマスク。マスクをつけている時間が長くなるとひもが耳にくいこんで痛い…!でも外せないし…という悩みを持つ方も多いと思います。そんなときに使いたいのが「マスクバンド」というアイテムです。
マスクバンドの両端にマスクのひもを通して後頭部で止めるように使い、耳への負担を軽減します。
この記事では、15分ほどで簡単に作れる作り方をご紹介します!
リボンのマスクバンドの作り方
仕事のときにも使いやすいヘアアクセのようなマスクバンドです。マスクのひもを通す部分にネックレスなどに使うカニカンという金具を利用しているので、着脱も簡単です。 出来上がりの長さは金具部分を含めて、約12.5cm。頭囲56cm前後の平均的な頭囲の方向けのサイズで、しめつけのないゆるめのつけ心地です。頭の大きさによっては、土台となるリボンの長さを調整して作りましょう。
【リボンのマスクバンド の材料・道具】
- リボン(12mm幅のもの)…約30cm
- カニカン(約10×5mm)…2個
- ヒモ留め(12mm幅)…2個
- 丸カン(0.6×4mm)…2個
カニカンはネックレスなどによくついている、小さなレバーで開閉ができる金具です。ヒモ留めはレース留めとも言い、リボンやレースを挟み込んで使うパーツのこと。丸カンは丸い形をしたパーツで、少し切れ目が入っています。パーツとパーツを繋ぐ際に使います。
こうした金具パーツは、手芸店やパーツ専門店のほか100円ショップでも手に入ります。リボンの幅は好みのもので構いませんが、その場合ヒモ留めもリボンの幅に合ったものを選ぶときれいに仕上がりますよ。
- グルーガン&グルー
- ペンチ(ヤットコ)
- 定規
- はさみ
さらにほつれ止めがあるとリボンのほつれを気にせず作業ができるのでおすすめです。
【リボンパーツ作り】
STEP1リボンを長さ10cm、16cm、3cmに切ります。ほつれ止めを使う場合は、この段階で各リボンの両端に塗り乾かします。 こちらは約56cmの頭囲の方向けのサイズになりますので、自分の頭囲が56cmから何cm差があるかによって、10cmのリボンの長さを調整してください。例えば、頭囲が56cmより1cm大きい57cmの方は、10cmのリボンを1cm長めの11cmにカットします。頭囲が55cmの方は、1cm短めに9cmにカットし調整します。
STEP2
16cmのリボンの中心に目印をつけるため、半分に折り、折り目をつけます。
STEP3
STEP2でつけた目印のところで、写真のようにリボンの両端が約5mmほど重なるように折ります。
STEP4
STEP3の両端が重なる部分にグルーをつけて接着します。
STEP5
STEP4で接着した面の裏側の中心にグルーをつけ、写真のように3cmのリボンの中心部分を合わせ接着します。
STEP6
STEP5を裏返し、中心にグルーをつけます。3cmのリボンを折り畳み接着します。
\リボンパーツの完成!/
【金具の取りつけ】
STEP110cmのリボンの中心に目印をつけるため半分に折り、折り目をつけます。
STEP2
STEP1でつけた折り目部分にグルーをつけ、リボンパーツを接着します。
STEP3
10cmリボンの端をヒモ留めではさみ、ペンチで締めます。一気に力を入れず、少しずつペンチに力が均等にかかるよう挟みましょう。
STEP4
丸カンを少しだけ開き、ヒモ留めに通します。
STEP5
丸カンにさらにカニカンを通し、丸カンを閉めます。片側も同様にヒモ留め、丸カン、カニカンを取り付けます。
\マスクバンドの完成!/
リボンなしや2段リボンなど、アレンジも簡単!
このマスクバンドは、さまざまなアレンジが可能です。
【紺色リボンのマスクバンド 】リボン飾りは必要ないという場合には、マスクバンドのように10cmのリボンをヒモ留めに挟むだけでも。
【白リボンのマスクバンド 】
2段重ねで華やかな雰囲気に。
基本の10cm、16cm、3cmと別に、11cmにカットしたリボンを用意します。11cmのリボンは、16cmのリボンと同様に両端を中央に合わせて折り接着します。16cmのパーツの上に、11cmのパーツを重ねて3cmのリボンでくるむように留めれば簡単に2段のリボンが作れます。
一番下のマスクバンドのように柄のあるリボンや、刺繍リボン、チロリアンテープで作ると、お出かけの際にも使える華やかなマスクバンドができあがります。
これからもマスクが手放せない日がまだまだ続きます。お気に入りのマスクバンドをいくつか作り、アクセサリーを選ぶ感覚で洋服に合わせてコーディネートしてみてくださいね。
文/阿部祐子
※グルーガンの先端や溶けたグルーは大変熱くなっています。火傷に気をつけて使いましょう。また、小さなお子さんがいるお宅で作る場合にはパーツなどの誤飲、道具での怪我などが起こらないよう材料・道具の管理をしっかり行い作業するようにしましょう。