令和元年に誕生した新しい時代の仮面ライダー、『仮面ライダーゼロワン』。その集大成となる『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』が公開中です。
CHANTO WEBでは、不破諫/仮面ライダーバルカン役の岡田龍太郎さんと刃唯阿/仮面ライダーバルキリー役の井桁弘恵さんにインタビュー。『仮面ライダーゼロワン』の集大成となる劇場版への想いや作品に参加して変化しこと、そして理想の家族についてもたっぷりと語っていただきました。
—— お二人の仮面ライダーの思い出を教えてください。
岡田さん
仮面ライダーが大好きな父の影響で、子どもの頃から昭和の仮面ライダー1号、2号、仮面ライダーアマゾンの映像を観たり、ゲームをしていました。僕は仮面ライダークウガとか「平成仮面ライダーシリーズ」あたりの世代なのですけれどね。大学生のときは、テスト勉強で気合をいれるときに「ロンリー仮面ライダー」を聴いていました。「一人で戦うぞ!」という気持ちで挑んでいました(笑)。
井桁さん
CMとか番組とかで映像を見かけると、戦いがあったり、人が死んだりしてちょっと怖いなというイメージがありましたし、仮面ライダーは男の子が観るものと思っていました。でも、実際に作品に参加したら、そのイメージはガラッと変わりました。戦いがメインだと思っていたけれど、『仮面ライダーゼロワン』は特に脚本が凝っていて、大人も楽しむことができる、とても深い作品だとこの1年を通じて感じました。
—— 『仮面ライダーゼロワン』に出演して変化したことはありますか?
岡田さん
撮影や準備を含めると1年半以上同じ役と向き合って、同じスタッフさんと一緒にお仕事をしてきました。これだけ1つの作品にガッツリと関わることは、今後の役者人生でもなかなかないと思います。長くやっていると、それぞれに演技でも、気持ちの上でも、どうしても波があるものですが、それを乗り越えて大きく成長できたと感じています。自分だけでなく、キャストみんなの変化もいろいろ見ることができたのはとても良い経験でした。学ぶことが多い現場だったと、今、改めて実感しています。
井桁さん
仮面ライダーに関わる方たちの熱量と愛の凄さを目の当たりにして、仮面ライダーに対する見方が変わりました。ファンだけでなくスタッフさんからもとても愛されている作品に参加できることは、とてもありがたく感謝の気持ちは言葉にできないほど大きなものです。1年間同じ役を演じることに強い責任も感じましたが、壁にぶつかったときの乗り越え方も学びました。常に自分をフラットな状態にコントロールする方法も、しっかり学ぶことができた1年でした。