スーパーで買い物する夫

最近は、家事を積極的にする夫も増えてきていますが、妻にとっては、ちょっと困るケースもあるようです。特に夫に「買い物」を頼んだケースでは不満がたまることが多いとか。今回は、夫の買い物下手エピソードと、その対策についてお話します。

 

家事に料理に一生懸命な夫。でも家計が…

これまで多くのご家庭のマネー相談にのってきましたが、夫の買い物下手が原因で食費がふくらむ家庭は少なからずあります。30代共働き家庭・Aさん(妻)の例を紹介します。Aさんは結婚して出産するまでは、家事を全て担っていました。出産後は、体力的にも精神的にもきついことがあり、夫が買い物を担うようになったそうです。

 

夫が買い物すること自体は妻も喜ばしいことでしたが、夫に買い物を頼むと、必ずといっていいほど、予算オーバーになるそう。お話を伺っていると、普段買い物をしていないため、商品価格の適性相場がわからないことや、夫の育った家庭環境に原因がありそうでした。

「特選」「本仕込み」の言葉につられ買いする夫

例えば、調味料を買う場合、一般的な商品の適性価格がわからないため、つい「特選」「本仕込み」などと記載してある方が「高級感があって体にも良さそう!」との理由で買ってくるそうです。その結果、Aさんが想定していた価格の倍以上になるのは珍しくないとか。

 

また、夫が週末は料理も作るようになったそうですが、ここにも問題が。夫は料理本を読みあさり、高級食材を買って、一生懸命凝った料理を作るそうです。積極的なその姿を見ると、あまり文句は言わないようにしているそうですが、週末のたびに食費が跳ね上がり、家計には大きな打撃のようです。

 

これは、夫が1人っ子で裕福な家庭に育ち、Aさんと結婚するまで実家で暮らしていたこともあり、家計に対する感度が低いということもあるかもしれません。

 

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