健康志向の高まりや手に職を持つことへの憧れから、注目を集める「管理栄養士」。国家資格だから給料が良さそうといったイメージがありますが、実は看護師や薬剤師などの国家資格に比べ、給料が安いという厳しい現実があります。

 

今回は、そんな管理栄養士からテレビでも話題の人気出張シェフへと転身し、見事キャリアアップを果たしたシェアダインの人気No.1シェフ、およねさんにお話を伺いました。

ヒアリングからアフターフォローまで。仕事は調理だけじゃない

仕事のメインは調理だが、付随する業務も多い(実際の訪問時は三角巾とマスクを着用)

 

──withコロナ によって外食自粛ムードが続く中、出張シェフサービスが話題となっています。一体どのようなサービスなのでしょうか?

 

およねさん:

その名の通り、いろいろなご家庭に訪問して、お客様のご希望にあった料理を作らせていただくサービスです。私の場合、1回のサービスで3時間、10品前後の作り置き料理を作らせていただくことが多いですね。だいたい4人家族で4〜5日分が目安です。

 

──毎日何件くらいのお宅に行くんですか?

 

およねさん:

だいたい2〜3件ですね。移動時間もありますし、お客様との事前のメールのやり取り、アフターフォローなどもさせていただくので、1日3件訪問した日はもうヘトヘト! 自分の料理を作る気力が湧かなくなってしまうので、最近は1日2件にセーブしています(笑)。

 

──お客様とはどんなやりとりをされるんですか?

 

およねさん:

まず、お客様がシェアダインのサイトからご予約をいただくと、サイトのメッセージ画面を通して私に連絡が届きます。そのあとは、直接お客様とメールのやり取りをさせていただき、苦手な食材やご希望の料理などのヒアリングをさせていただきます。

 

それを踏まえてこちらからメニューを提案し、お客様とすり合わせをしてメニューが決まったら、買い物リストをお送りさせていただくという流れが多いですね。

 

アフターフォローでは、その日にお作りした料理の保存方法をお伝えしています。また、お客様からの希望があれば、その日に作った料理のレシピをお送りしたり、余った料理のアレンジレシピなども提案させていただいています。

 

──レシピも教えてもらえるなんてお得ですね! 休日は決まっているんですか?

 

およねさん:

週休2日やシフト制ではないので、仕事の入っていない日が必然的にお休みになります。土日は仕事が入ることが多いので、休むとしたら平日に取ることが多いですね。