妊娠や育児のために、マニキュアを使わなくなったという人も多いと思います。お気に入りの色がただ眠っているだけではもったいない…!そのマニキュアで「マニキュアフラワー」を作ってみませんか?
マニキュアフラワーとは、細いワイヤーで花の形を作り、そのワイヤーにマニキュアを膜を張るように塗って作る花のこと。作った花パーツをブローチやピアスなどのアクセサリーにすると、とてもかわいい作品が出来上がります。
マニキュアの透明感や艶が美しい大人気のハンドメイドです。
オーロラカラーのマニキュアフラワーピアスの作り方
今回は3枚のマニキュアフラワーで簡単に作れるピアスをご紹介します。マニキュアフラワーのパーツの作り方をマスターすれば、ブローチやネックレスなどにも応用ができますよ。
このピアスは、オーロラカラーのマニキュアフラワー2つと、マニキュアを塗っていないワイヤーだけの花を1つ組み合わせピアス台に接着して作っています。
どんなマニキュアの色でもかわいくなるので、ぜひ家にあるマニキュアで挑戦してみてくださいね。
オーロラカラーのマニキュアフラワーピアスの材料・道具
- ワイヤー(ゴールド・0.3mmのアクセサリー用ワイヤーを使用)
- 透明のマニキュア(もしくはトップコート)
- マニキュア(今回はオーロラカラーを使用)
- ピアス土台
- デコレーションシール(直径約3mm・パステルカラーを使用)
ハンドメイド用のピアス台はいろいろな種類があるので、作りたいイメージで選びましょう。
- ニッパー
- ペンチ(またはヤットコ)
- 瞬間接着剤
- 丸い割り箸(丸い鉛筆などでも可)
- つまようじ
- スポンジ(マニキュアフラワーを乾かすために使用します)
STEP1
花びらの土台を作ります。ワイヤーの片端を5〜6cmほど残し、割り箸に3回巻きつけます。
STEP2
根元を押さえて持ち、割り箸を180度回転させ根元をねじります。
STEP3
長い方のワイヤーの端を5~6cm残るようにニッパーで切断し、割り箸から外します。
STEP4
右にあるワイヤーの端を右側の輪から中央の輪・左の輪に通し、緩みがないようペンチで引っ張ります。
STEP5
STEP4同様に、左側のワイヤーも左の輪から中央の輪・右の輪に通し引っ張ります。
STEP6
ワイヤーを2本まとめて根元をペンチで3回ねじります。
STEP7
3枚重なった輪の手前の1枚を手前に倒します。
STEP8
残り2枚を奥に倒します。
STEP9
STEP8で倒した2枚を横に広げるように引っ張り、形を整えます。土台の完成です!
STEP10
透明なマニキュアを輪に膜を張るように塗ります。ハケを押し広げ輪全体を覆うように塗ると、マニキュアの膜をうまく張ることができますよ。マニキュアを塗る際には換気しながら行いましょう。
STEP11
スポンジに刺し、乾かします。パーツが倒れないように固定できれば、スポンジ以外でも粘土や洗濯バサミなどを使っても。
STEP12
透明なマニキュアが乾いたら、同様にオーロラカラーのマニキュアを塗ります。ハケを立てて塗ると先に塗った透明のマニキュアが破れてしまう場合があるので、できるだけ寝かせて塗りましょう。透明感を出したい場合は少量を薄く、色を濃くしたい場合は数度塗り重ねましょう。
STEP13
マニキュアが完全に乾いたら、花の根元をニッパーで切り余分なワイヤーを切り離します。これで花パーツの完成です。
STEP14
STEP1から13を繰り返し、マニキュアを塗った花パーツを4つ、ワイヤーだけの花パーツを2つ作ります。
STEP15
デコレーションシールの裏に瞬間接着剤をつけて、マニキュアを塗った花パーツの中心に貼りつけます。4つ全てにつけましょう。
STEP16
花の裏に接着剤をつけ、ピアス土台にバランスを見ながら貼り付けます。ワイヤーだけの花パーツを最初に貼り付け、両側にマニキュアの花パーツを重なりあうようにつけるとバランスよく作れます。
STEP17
同様にもう片方のピアスにも花パーツを接着して完成です!
花びらの枚数や色を変えると、花の印象ががらりと変わります。
土台のついたヘアピンやコームに貼り付ければ、子ども用のヘアアクセにも。
青い花のヘアコームはワイヤーの輪を4枚にして作った土台に、くすみブルーのマニキュアを何度か重ね塗りしてアンティークの風合いを出しています。花パーツ4つは茎部分のワイヤーを切らずにおき、ヘアコーム土台に巻きつけて完成です。
ピンクのヘアピンは、3枚の花びらの花パーツを5枚と葉っぱのパーツを組み合わせました。葉っぱは、ワイヤーをペンチで葉の形にし緑色のマニキュアを塗り作りました。
ピンクのヘアピンのように、クリアカラーでないマニキュアを使う場合で、ワイヤーの色を生かしたいときは花びらの裏側から塗りましょう。写真のような、ワイヤーの色が消えない仕上がりになります。
その他、ワイヤーの輪を細長くしたり、四角い形にするなど形を変えればさらに雰囲気が変わります。使わなくなったマニキュアを季節の花や好きな花に生まれ変わらせて、素敵なアクセサリーを作ってみてくださいね。
取材・文/阿部祐子
※マニキュアや接着剤を使用する際には換気を十分に行ってください。また、小さなお子さんがいるお宅で作る場合にはマニキュア・パーツなどの誤飲、怪我などが起こらないよう材料の管理をしっかり行い作業するようにしましょう。