きょうだいが“連帯感”をもてる場作りを!

一筋縄ではいかない“きょうだい仲”。2019年1月放送の『すくすく子育て』(NHK)では、2人の子を持つパパから「お兄ちゃんが妹と一緒に遊ぶことを嫌がります」「きょうだいが仲よく遊べるようになるには、どうしたらよいのでしょうか」という質問が寄せられました。

 

中京大学の小島康生教授によると、ケンカを未然に防ぐためだとしても「きょうだいを関わらせないのは逆効果」になると言います。きょうだいを関わらせないようにしたことで、「その後のきょうだいの仲があまりよくない」という海外の調査結果も出ているそう。

 

また小島教授は、“小さいころのきょうだいゲンカ”について、「きょうだいの力の差が際立つので、仲よく遊ぶことがなかなか難しい部分があります」とコメント。一方で、“きょうだいが連帯できる場作り”の重要性を説明し、ゲームなどできょうだいが一緒に頑張ろうとする場をつくることが大切と解説しました。「特に上の子は、親から『下の子をみてあげてね』と声をかけられると、誇らしい気持ちにもなれる」とアドバイスしています。

 

どちらか一方に偏ることなく、きょうだいの成長を温かく見守ることができたらいいですね。

 

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文/古山翔