これは暗記していつでも作れるようにしておきたい、にら玉炒めのレシピです。
にら玉炒めは定番料理で美味しいのですが、ちょっとひと手間加えるだけで、はっきりと美味しくなります。
そのひと手間とは、卵に削り節とごまを混ぜること。
たったこれだけで、にらの風味と豚肉の旨み、そして卵から絶妙なタイミングで現れる削り節と白ごまの香りがたまらない、食欲をそそる一品に。最後に上から削り節をたっぷりかけると、さらにかつおの風味が加わり、美味しくなりますよ。
卵に削り節とごまを入れるこの技を覚えておけば、いろいろな料理で使えそうです。
作り方
1. 豚肉は4cm幅に切り、塩・こしょうをふる。にらは3cm長さに切る。ボウルに卵を割り入れ、Aを入れて混ぜ合わせる。卵は混ぜすぎないほうがふわっと仕上がる。
2. フライパンにごま油を入れて中火で熱し、豚肉を入れて炒める。焼き色がついてきたらにらを入れて炒め、しんなりしてきたら卵を入れる。サッと炒めたら、しょうゆを回し入れる。器に盛り、削り節をのせる。
PROFILE 田頭志保(たがしら・しほ)
フードコーディネーター・フォトグラファー。大学卒業後、新聞社にてカメラマンとして勤務。その後、料理と写真のテクニック、それに携わるフードコーディネーターの仕事に惹かれ、専門学校にて学ぶ。テレビや雑誌で現場技術を取得する傍ら、ロンドン〜中東での料理研究、写真活動を経て、現在フォトグラファー、フードコーディネーターとして活躍中。
取材・文/田川志乃 料理・スタイリング・撮影/田頭志保