©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

 

いよいよ夏本番! 花火大会や大規模イベントなど夏らしいお出かけは、なかなか思いっきりできない日々が続きますが、映画が夏を盛り上げています。『妖怪大戦争』の最新作『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が8月13日より公開。個性豊かな日本妖怪、鬼、世界各地のモンスターまで、かつてないスケールで展開されるファンタジーエンタテインメントは“観る夏祭り”状態となっています。

 

ヴァイオレンス&ホラーのイメージが強い鬼才・三池崇史監督はこれまでに数々の子ども向け作品を世に送り出してきたジュブナイル映画の鬼才!今年の夏は子どもはもちろん、三池監督ならではの大人にも突き刺さるメッセージが詰まった『妖怪大戦争 ガーディアンズ』で、夏の思い出を作ってみては?

勇者に選ばれた少年が妖怪たちと大冒険!


『妖怪大戦争 ガーディアンズ』

©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

 

1968年からの三部作、2005年には興行収入20億円の大ヒットを記録した平成版『妖怪大戦争』の待望の新作として、令和に登場するのが『妖怪大戦争 ガーディアンズ』です。

 

突如出現した「妖怪獣」によって未曽有の危機が訪れる中、世界を救う勇者に選ばれた少年と、妖怪たちの大冒険を描いた本作。選ばれし勇者である主人公の少年・ケイを演じる寺田心を始め、杉咲花、大森南朋、安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子、赤楚衛二など、超豪華キャスト陣が本格的すぎる特殊メイクで、まさかの妖怪役を熱演していることでも話題です。

 

©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

 

スクリーンで展開されるド派手なバトルシーンに大興奮。最初は臆病で引っ込み思案だった少年が、妖怪たちとの出会いや冒険を通して成長し、真の勇者として目覚めていく姿に思わずホロッとしてしまうシーンも。妖怪たちに連れ去られた弟のダイ(猪股怜生)を助けるために勇気を振り絞るケイ、幼いながらも大好きな兄のために奮闘するダイの兄弟の絆が起こす奇跡のクライマックスは、子どもにも大人にも響く温かいメッセージに溢れています。

 

鬼才・三池崇史監督が撮る子ども向け映画の魅力

©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

 

三池監督といえば、『ヤッターマン』(09)や『クローズZERO』シリーズ(07)など数々の大ヒット作を手掛け、海外でもカンヌ国際映画祭やローマ国際映画祭でも受賞歴のある、まさに日本を代表する映画監督の一人。映画ファンにはヴァイオレンス&ホラーの鬼才としても支持されていますが、実はキッズ・ファミリー向け作品もたくさん手掛けています。

 

1995年からNHK教育テレビでクレイアニメーション『ニャッキ!』『ロボットパルタ』の製作に携わり、近年放送された『ころがし屋のプン』では自身が声優、監督を務めるなど実は20年以上に渡りキッズ向け作品を作り続けています。

 

©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

 

その子ども目線を大切にする作品作りは映画にも活かされ、神木隆之介主演の『妖怪大戦争』(05)や加藤清史郎主演の『忍たま乱太郎』(11)を筆頭に、ダンスと魔法の力で悪者を倒すドラマ『ガールズ×戦士』シリーズなど、ポップでかわいらしい世界観の中で子どもたちが成長していく姿を描き出しています。

 

©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

 

こうした作品で三池監督が重視しているのは、子役たちが生き生きと楽しみながら演じられる環境づくりだそう。三池監督は「子役たちは、大人が『こう演じて欲しい』と考える、大人の理屈の中に生きているように思います。だからこそ自分の作品では、子供たちにとって居心地のいい現場になるよう、彼らが感じるままに演じられるように心がけています」と明かしています。

映画で大冒険を体感!

©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

 

今作で主演を務めた寺田心さんについて「前作で主演を務めた隆(神木隆之介)にとっては、『妖怪大戦争』は特別な作品になったと思うので、今回の主演の寺田心くんにも、いくつになっても「あのとき楽しかったな」「映画って面白いな」と感じてもらえるような作品になってほしい」と、映画の中だけでなく役者としての成長を期待する、親心溢れるコメントを送っている三池監督。

 

©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

 

本作については「子役たちのかわいらしさはもちろんだけど、どんな大人でも彼らに自分を投影して見られる不思議な作品で、存在そのものが妖怪みたいなものだと感じています」と語っています。

 

©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ

 

子どもはもちろん、大人も楽しめるエンターテインメント。この夏は、子どもと一緒に妖怪たちとの大冒険を体感してみては?