FP直伝!子どもに話しておきたい4つのルール
初めて子どもにキャッシュレス決済を持たせるときには、次のことを伝えておくといいでしょう。
ルール① 使えるお店と使い方を教える
まず、どんなお店で使えるのかを伝えましょう。店頭にある「利用可能なキャッシュレス決済の一覧」にロゴのあるお店で使えるでも、近所のこのお店で使えるでも結構です。そのうえで、会計のときに「○○で支払いをお願いします」と言えるように、練習しておきましょう。
ルール② 使えるお金に上限があることを伝える
大人でもクレジットカードを使いすぎて破産する人がいるくらいですから、子どももキャッシュレス決済なら際限なく買い物ができると錯覚するかもしれません。毎月いくらまで使えるのか、残高はどこで確認できるのかを知らせましょう。また、残高確認だけでなく、使った金額や残金について、おこづかい帳などに記録させるのもいいでしょう。
ルール③ してはいけないことを話す
カードやスマホを貸し借りしたり、人に見せたりしてはいけないことを伝えましょう。また、これはキャッシュレス決済に限った話ではありませんが、お金そのものの貸し借りやおごり(おごられ)などもしないように話しておくことは大事です。
ルール④ お金の使い方に責任を持たせる
お金の使い方に責任を持たせることも大切です。もしすぐに使ってしまっても追加でチャージしないことを伝えましょう。「今回だけはしょうがない」などと甘やかすと、正しい金銭感覚が身につきません。むしろお金がなくて困るような経験をすれば、学びにつながるでしょう。
キャッシュレス決済の導入をきっかけに、親子でお金について、話し合ってみるのもいいですね。
文/畠山憲一