家計を圧迫している原因は「ブランド志向」にあり!
Bさん一家は、都心部の人気エリアの高級ブランドマンションに住み、高級車を所有。お子さんの教育にも熱心で、中学から私立を希望。息子さんは、都内の有名進学塾に通っています。
このような支出をする方は、「年収が高いので、家計に余裕がある」意識が働き、家も教育も車もすべて上位ランクのものを嗜好する、いわゆるブランド志向の傾向にあります。
また、日常の生活費にもこの同様の意識が反映されています。例えば、日常の買い物は高級スーパー、 衣類やバッグなどは百貨店で調達(バーゲンは活用せず)、飲料水用にウォーターサーバーを設置。こだわりの電化製品を愛用するなど、平均年収の人たちの家計に比べると、全体的にワンランク上の出費をする傾向にあります。
買う物すべてにおいて単価が高いので、結果的に金額がかさんでしまうのです。年収が高い割に貯蓄がない人の多くは、ここに原因があるケースが多いようです。
とはいえ、年収が1,000万円もあるのだから、安泰のように見えますが、今は給料は右肩上がりに伸びることは少なく、社会保険料や税金負担が重くなっていく時代です。
そんな時代に、すべてにおいてワンランク上のものを求めると、家計の余裕はなくなります。場合によっては、赤字になりかねません。