高年収ほど、税金負担が重くのしかかる

これまで年収1,000万円を超えるいわゆる「高年収」のご家庭のマネー相談に数多くのってきましたが、年収が高いのに、ほとんど貯蓄ができていないケースは少なくありません。なぜ、年収が高いと貯蓄下手になるのでしょうか?

年収1000万円超えで「貯蓄ゼロ」の家庭も!?

年収1000万円というと、世間的にはかなり高収入のイメージがあるのではないでしょうか。実際、「平成30年分 民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円超の会社員は、全体の約4.5%。

 

全体の上位5%の年収があるのであれば、「貯蓄もたくさんあるだろう」と思いますよね。同調査からは、年収1,000万円以上でも「貯蓄ゼロ」の家庭が1割いることがわかります。 

 

貯蓄がゼロとまではいきませんでしたが、以前、マネー相談にいらっしゃったBさん一家の例をお話しましょう。

 

ご主人のBさんは30代で大手外資系メーカーに勤務し、年収1,300万円のエリートサラリーマン。専業主婦の奥様と8歳になる息子さんとの3 人暮らしで、雑誌にでてくるような素敵なご家族でした。しかし、貯蓄は200万円程度。なぜ、1,300万円も年収があるのにあまり貯蓄ができてなかったのでしょうか?

 

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