好きなメニューやドリンクを持ち寄って、家族や友だちと楽しむ「うち飲み」。大人も子どもも気兼ねなく楽しめるから、子育てファミリーの間で人気が広がっています。そんな「うち飲み」のメニュー作りにおすすめの調味料が「ゆずこしょう」。おでんやお鍋の薬味にする以外にも、いろんな楽しみ方があるんです! 今回は、数ある「ゆずこしょう」のなかでも人気の「馬路村(うまじむら)のゆずこしょう」を紹介します。
自然豊かな「馬路村」で作られた調味料
ゆずこしょうの原料は青ゆず、青唐辛子、塩。こしょうは入っていないのに、なぜゆずこしょう?と思う人もいるかもしれませんが、九州地方では昔からとうがらしのことを「こしょう」と呼んでいて、それがネーミングの由来だそうです。青ゆずと青唐辛子の豊かな風味と爽やかとほどよい辛さが人気となり、最近では九州地方以外の地域でもメジャーな調味料となりました。
今回紹介するのは、高知県安芸郡にある馬路村で作られたゆずこしょうです。馬路村は山と川の自然が豊かな人口900人の小さな村。村の面積の96%が山林で、段々畑でゆず栽培を行っています。豊かな自然のなかで、農家の皆さんが丁寧に栽培して作られたゆずは、風味豊かでフレッシュな味わいと人気が広がり、多くの人々に愛されています。
有機栽培で作られているから安心、安全
日本有数のゆずの産地である馬路村ですが、注目すべきは村全体で有機栽培に取り組んでいるということです。化学系肥料、農薬、除草剤は使わない…などの指針が、馬路村農協のホームページで確認できます。小さいお子さんがいる家庭ではとくに、食材の安全が気になるもの。すべての生産者が有機栽培に真剣に取り組んでいる馬路村のゆずこしょうなら、安心して食べられますね。
自然の恵みのなかで育った青みがあってスパイシーな香りの青ゆず。ゆず農家が大事育て、1つ1つ丁寧に収穫します。
青ゆずと時期を同じくして、肉厚で爽やかな辛みが特徴の青唐辛子も収穫期。収穫された青ゆずと青唐辛子は食感が残るように粗くすりつぶされ、香りと風味のたったゆずこしょうとなって、フレッシュな状態で私たちの食卓へ運ばれるのです。
「馬路村のゆずこしょう」でもっと美味しい!CHANTO編集部の「うち飲み」リポート
香りと風味のたった「馬路村のゆずこしょう」の魅力が分かったところで、実際に食べてみることに。ゆずこしょうの特徴を生かせるようなレシピを考えつつ、作って食べた感想を紹介します。
メニュー1 真鯛のカルパッチョ風【「減塩マイルド青オニゆずこしょう」を使用】
ゆずこしょうと聞いて、パッとひらめいたのがお刺身を使った料理。ゆずこしょうの爽やかな辛みを生かしたものにしたく、クセの少ない白身のお魚がいいなーと思って、スーパーに行ったらとっても美味しそうな真鯛がサクで売っていて迷わず購入。7-8mmに斜め切りにして、お皿に並べ、オリーブオイル、白ワインビネガー、塩、ゆずこしょうを混ぜたソースをかけてちょっと冷やして終わり! 飾りにハーブを添えてみました。
主な材料はこちら。酸味として白ワインビネガーを使いましたが、ゆず果汁やレモン果汁にしてもいいかもしれませんね。
私好みの配合ですが、ソースはオリーブオイル大さじ2、白ワインビネガー小さじ2、「減塩マイルド青オニゆずこしょう」小さじ1強、塩小さじ1/3の配合で作りました。
<感想>白身魚の甘みをゆずこしょうが引き立てて、美味でした~♡ ゆずこしょう入りのソースがお刺身全体に行き渡り、最後までおいしく食べられました。あと、このレシピはめちゃくちゃ日本酒に合います!食べ始めたときはビールでしたが、思わず新しい日本酒を開けてしまいました(笑)。ゆずこしょう×白身のお刺身でまた何か作りたいです。かじきをサッとソテーして、クリーム系のソースにゆずこしょうをたっぷり入れて、かけるとか。ひとつ美味しいのが作れると、ほかの料理を思いついたり、そんな会話をしながら食べるのは楽しいですね。
メニュー2 ゆずこしょうマヨソースの鶏南蛮風【「青オニゆずこしょう」を使用】
おつまみといえば、鶏のからあげですよね~。最近、外食メニューでよく見かける鶏南蛮風にしたいと思い、マヨネーズベースのソースにゆずこしょうを入れてみることに! たまたま家にピクルスがあったから、細かめにみじん切りして、マヨネーズ、ゆずこしょうとともに和えて、鶏からにかけたら完成です!
主な材料はこちらです。きゅうりのピクルスのほか、ゆで卵のみじん切りを入れたら、また違った美味しさになりそう!
「青オニゆずこしょう」小さじ1強、きゅうりのピクルスを刻んだもの小さじ1強、マヨネーズ大さじ3強、プレーンヨーグルト小さじ1を混ぜてソースを作りました。
<感想>いつもの鶏からが、すごく爽やかな味わいに!脂っぽいものはちょっと…という人も、美味しく食べられるかもしれません。私はゆずこしょう味が大好きなので、わりと多めに入れましたが、お好みで調整したらいいと思います。これを食べているときは、ビールが最高!でしたね。日本酒⇔ビールを行ったり来たり(笑)。今はやっているレモンサワーやウイスキーハイボールにも合うと思うし、次回はその組み合わせで食べたいです。
メニュー3 じゃこ入りゆずこしょうおにぎり【「塩二郎(えんじろう)のゆずこしょう」を使用】
以前、何かのレシピ本でゆずこしょうをクリームソースのペンネに加えているのを見て、すごく美味しそうだと思ったんですよね。これをヒントにゆずこしょう×ご飯で何かできないか? と思い、この日はなんとなくご飯が食べたかったこともあり、炊き立てご飯と混ぜておにぎりにしてみました。
「塩二郎(えんじろう)のゆずこしょう」大さじ2、ちりめんじゃこ大さじ2強、白いりごま大さじ1と1/2を、温かいご飯約250gに加え、しゃもじでさっくり混ぜてにぎりました。
<感想>食べる前から美味しいに決まってる!と思っていましたが、案の定そうでした。ゆずこしょうにご飯を混ぜたのは初めてでしたが、好相性であることが分かったので、これからは梅干し、塩昆布とともにご飯のお供にしていこうと思います。今回はじゃこ、ごまと和の食材を合わせましたが、プロセスチーズを小さく切ったもの、鮭フレークなんかも合うかもしれません。お酒を飲んだあとに食べるなら、塩味をきかせても良いかもしれません。
<後日談>たくさん作ったので、残ったおにぎりはラップして冷凍室へ。後日、電子レンジで解凍して、おしょうゆをまぶしてトースターで焼いて焼きおにぎりに。冷凍→解凍したのにゆずこしょうの風味が生きていて、感動しました!
焼き魚、冷ややっこ、和えものに「ちょい足し」も美味!
写真は、自宅で食べた夕食メニューですが、ゆずこしょうをプラスして食べてみました。[上]さんまの塩焼きに大根おろしとともに。ゆずこしょうをつけながら食べると、魚の臭いがいい意味で緩和されると思いました。あと、塩分ちょっとで美味しくいただけるなーと。減塩対策にいいかもしれません![下右]絹ごし豆腐に青ねぎとかつお節とともに。超ド定番ですが、なんかおしゃれな味になるなと思いました。湯豆腐にあわせたら、もっとゆずこしょうの香りがたっていいかも!次回、試してみたいです。[下左]豚肉しゃぶしゃぶ用をゆでたものと、ゆでたほうれん草を和えたもの。ポン酢にゆずこしょうを加えたたれで調味しました。豚肉とゆずこしょうはやっぱり合う!ポン酢だけだと、何かこう…パンチに欠けるんですが、ゆずこしょうが入ったことで味にアクセントができて、最後まで美味しくいただきました。白身魚を焼いてほぐしたものと三つ葉にゆずこしょうとポン酢もいいかもしれない!美味しい食材は、料理の幅を広げてくれます。
- シンプルなのに印象的な味わい
- 食べ方がどんどん思いついて
- 今度作りたいものがたくさん!
「馬路村のゆずこしょう」のこだわりの栽培法や特徴、編集部による使い方リポート、いかがでしたか? 馬路村農協によると、「鍋や豚汁に添えると、さわやかな辛味のアクセントが広がり、相性抜群のお肉とは、サッと炒めたり焼肉の薬味としても活躍します。また、マヨネーズと和えてディップソースなどにも幅広く楽しめます。」とのことです。毎日の食卓に新鮮なおいしさを届けてくれる「馬路村のゆずこしょう」。料理がマンネリで困っている、うち飲みで何を作ろうか迷っているという方は、ぜひ一度試してみてくださいね。
(右)完全天日塩を使用し、塩にこだわった(高知県田野町で手作りされた完全天日塩を使用した)「塩二郎(えんじろう)のゆずこしょう」(85g 800円)(中央)色々な料理に活躍する「青オニゆずこしょう」(52g 500円)(左)塩分を控え、より素材の味が活きた「減塩マイルド青オニゆずこしょう」(52g 500円)*すべて税込。
「馬路村農協」のHPから購入できます。
【お問い合わせ先】馬路村農協0120-559-659 http://www.yuzu.or.jp