どんなに仲良くしていると思っていても、友情とは目に見えないもの。ネット上では「友達から心を開いていないように見られてしまう」という悩みに、様々な意見が飛び交っていました。心から信頼しあえる友人を作るためにはどうしたらいいのでしょうか?

心を閉じているように見える人の特徴って?

先日ネット上である女性が、「友達に『あまり心を開いてくれない』と言われてショック…」という悩みを投稿し話題に。彼女自身はフランクに接しているつもりでも、相手からはそう受け取ってもらえていなかったようです。彼女の悩みに「一緒に遊んでる時点で気を許してるのに…」「相手が何を基準に仲がいいと判断してるかわからないから困る」と共感の声が寄せられました。

 

一方で「相手ばかりに話させて、自分のことはあまり話していないんじゃないかな」「私も頻繁に遊ぶ友達がいるけど、彼女の仕事や趣味はあまり教えてくれないから、何でも話せる親友にはなれないな」と、相手に心を開いていないと思わせる原因があるのでは、と指摘するコメントも。

 

よく一緒に遊ぶ相手だとしても、ただ会話しているだけでは気を許せる関係になるのは難しいのかもしれません。

あえて弱い部分を見せてなんでも分かちあえる仲に

「自分のことを話さない人は心を開いていないように見える」といった意見が出ていましたが、どんなきっかけで相手と打ち解けられるものでしょうか。

 

現状の打開策として特に多く挙がっていたのが、“自分の弱い部分を見せる”というもの。

 

ある人からは「前に友達から仕事の悩みを相談されて、解決法を考えてあげた。後日その子の問題が解決した時は、一緒に乗り越えたっていう連帯感が生まれたよ」といった体験談が。ほかにも「ちょっとバッグを持ってほしいとか、些細なお願いをされると、頼みづらいことを言える仲なんだなと安心できる」という声が上がっていました。

 

ただ、「自分のダメな部分を見せると、弱みを握られるんじゃないかと不安」「詐欺とかも怖いし、家庭の事情を話すのは気が引ける」など、自分の弱みをさらけ出しすぎるのをためらう人も。

 

あまり深刻な問題を話すよりは、ちょっとした困りごとを相談するのが良さそうです。

初めて会った人と親密になるためには…?

心を開くためには“自分の弱みを見せる”のが効果的ということですが、昔からの友人ならともかく、あまりつき合いの長くない人だとそうはいきません。とはいえ、保育園や幼稚園のママ友や、会社の同僚などとも円満な関係を築きたいですよね。

 

そこで、“ハードルの高くない心の開き方”として、「話し方ひとつでも印象は変わると思う。あだ名で呼んでくれたりすると一気に心の距離が縮まる」という意見が。“タメ語”とまではいかなくても、気軽な雰囲気で話しかけてくれる人には心を許しやすいそうです。また、「他の人には知らせていないことを真っ先に教えてもらえると嬉しい」という声もありました。

 

積極的に話しかけてくれる人には、相手も親しみを感じやすいよう。友人との距離に悩んでいる人は、話しかけられるのを待つのではなく、自分から話しかけるように心がけてみては。些細な行動が、心を通じ合わせるきっかけになるかもしれませんよ。

 

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文/古山翔