親子で投資を学ぶ

「子どもの頃から投資教育が必要」と聞いても、自分(親)が投資経験がなくよくわからないし、間違ったことを教えてギャンブル的な投資をする人間になってほしくない。そんな考えから、子どもの投資教育に対して消極的な人は少なくないようです。

 

「しかし、投資の知識はこれからの時代に必要です。親が知らないからこそ、子どもに教えると共に学んだほうがいい」と横山光昭さんは言います。投資と賢く向き合える子どもを育てるには何を教えればいい? 横山さんが実際に我が子に行う投資教育を元に、そのポイントをお伺いしました。

子どもに教えておきたい「投資」の考え方

将来の子どものためを思えば、「投資教育」はしておくに越したことはありませんが、投資=ギャンブル、のイメージを思い浮かべる人は少なくないでしょう。たしかに、株やFX(外国為替証拠金取引)など値動きが大きいものは、1日で何十万円も儲かったり、逆に大損することもあります。

 

しかし、そういうやり方ばかりが「投資」ではありません。例えば、投資信託をコツコツ購入し、長期間運用することで、低リスクでお金を増やしていく方法もあります。短期間で一気にお金が増えることはありませんが、 時間をかけて自己資金を増やすことが期待できます。

 

仮に投資信託を毎月2~3万円くらい買い続け、20年、30年と持ち続けていれば、数百万円は当たり前のように貯まります。こういう投資の仕方を知っていれば、無謀なギャンブルをしようとは思いません。

 

不況や少子高齢化で給料が下がったり年金が減ったり、税金が増えたりすることを考えると、投資の重要度はますます高まると予想されます。だからこそ、将来、子どもがお金で困らないためにも、「投資教育」は必要なのです。

 

横山家でも、6人の子ども全員に投資教育をしていて、末っ子は小学3年生から勉強しています。その体験を踏まえて、親ができる教育のやり方をお教えしましょう。

 

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