2021年1月5日から放送スタート。現在、SNSでも話題沸騰中の『PUI PUI モルカー』。子ども向け番組内の約3分間のショートアニメながら、ハマる大人たちが続出しています。
『PUI PUI モルカー』
モルモットがクルマになった！
『PUI PUI モルカー』は、モルモットがクルマになった世界を描いています。実際の人形を少しずつ動かしてコマ撮りをする「ストップモーションアニメーション」特有の“質感”が伝わる作品です。
遭遇するシチュエーションはクルマならではなのですが、癒しあり、友情あり、冒険あり、さらにはマナーも学べる！ 3分弱のショートアニメですが、くりっくりの目、モフモフのモルカーがただ可愛いだけでなく、そのストーリーは「深い！」と、ハマる大人が続出しています。
モルカーに乗るのは人間！
モルカーはクルマだけど自我があるのも大きなポイント。クルマならではのシチュエーションに遭遇する中、モルカー自身が考え、行動する姿に惹き込まれます。クルマだけどモルモット的な習性もあり。しかも、モルカーの「プイプイ」という鳴き声には、本物のモルモットの声が使われているんです。モルモットそのものに興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
そんなモルカーに乗るのは人間、というのも本作のおもしろいポイント。トコトコ走る（歩いているようにも見えるところもかわいい！）モルカーの中に、人間？ と最初はちょっと驚きましたが、運転するのが人間だからこそ、交通ルールや運転のマナー、人間の身勝手でわがままな部分などにハッとさせられると同時に、考えさせられる部分も多いのだと思います。
モルカーを自作する人も続出
監督は、今、最も注目されているパペットアニメクリエイターのひとり、見里朝希氏。2018年に発表した『マイリトルゴート』（こちらの作品についても別途ご紹介します！）で「パリ国際ファンタスティック映画祭(PIFFF)」グランプリのほか国内外で多数の賞を受賞しています。『PUI PUI モルカー』は『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』のシンエイ動画とタッグを組んで手掛けた作品です。
第１話放送スタート直後から、TwitterなどSNSで話題となった本作ですが、かわいいモルカーを自作し、画像や動画をアップする人も続出。作中に登場するポテト、シロモ、アビー、チョコ、テディだけでなく、救急モルカーやパトモルカーなど、各エピソードに登場したお気に入りのモルカーを作る人も。
道具も材料も100円ショップでほぼ揃うという声もあり、ちょっと作ってみようかなと手軽に始められるのもうれしいですよね。さらに、公式グッズ発売が続々と発表されているので、チェックしてみては？
文／タナカシノブ
