ディズニープリンセスのドレスやヘアスタイル、メイクやアクセサリーは、キャラクターの性格と同じくらい気になりますよね。推しや憧れのプリンセスなら、ちょっと真似してみたくなる気持ちにもなるものです。
今回は『モアナと伝説の海』、『塔の上のラプンツェル』、『アナと雪の女王』、3作品に登場するプリンセスのおしゃれにまつわるトリビアをチェックしてみましょう!
機能性もバッチリ!『モアナと伝説の海』
モアナはこの映画で7種類の服装を身につけています。子どもの頃のモアナが“海”と初めて出会ったときに着ている、赤いタパ布の衣服もそのひとつ。
モアナの主なファッションといえば、タパ布のトップに、パンダナス(タコノキの葉からとった繊維)のスカートに、細かく切られたパンダナスのアンダースカートのコーディネート。衣裳デザイナーのネイサ・ボーヴは、冒険者に相応しいものとしてこのファッションを創作しています。スカート正面のスリットが動きやすさのポイントなのだとか。
走ったり、泳いだり、カヌーを操ったりするのにも、動きやすいスカートなら安心。かわいくて、機能性もありなら、子どもに選びたくなるファッションですよね。ちなみに、『モアナと伝説の海』に登場するすべてのキャラクターが着ている服装は、2千年前の彼らに入手可能だったとされる素材だけで作られたというこだわりも魅力!
長い髪の秘密は?『塔の上のラプンツェル』
ラプンツェルといえば、長く美しい髪ですよね。ラプンツェルの髪の毛の長さは70フィート(約21メートル)あるそうです。数字で見ると思った以上に長い! アニメ史上最も豊かな髪を持つ主役ラプンツェルの髪の動きをシミュレーションするため、専用ソフトウェアを開発しなければならなかったそうで、髪への強いこだわりが感じられます。
髪のリサーチには、YouTubeでシャンプーのコマーシャルを見たり、6フィート(約1.8メートル)の髪を持つモデルの動きを観察したりして、その物理的性質を学んだりしたそうです。
ラプンツェル以外にも、キャラクターの内面が髪に表現されているパターンがあります。例えばアリエル。空想をしながら、その赤い髪を漂わせています。これは彼女が自分の世界に暮らしながらも、別の世界に身をおきたいと思う気持ちを表しています。また、ポカホンタスの髪はいつも風に吹かれています。これは彼女のスピリチュアルな側面を表現するもので、新世界の目に見えないスピリチュアルなものと、黄金しか目に入らない者たちとの間で彼女が苦しむ様子が表現されています。
ノルウェー文化の伝統的なヘアスタイル『アナと雪の女王』
アナとエルサのヘアスタイルの再現は、かなり得意というママも多いのではないでしょうか? 『アナと雪の女王』のキャラクターには、ノルウェー文化からインスピレーションを得て生まれた伝統的なヘアスタイルがほどこされています。アナとエルサの伝統的な髪型を描くにあたっても、新たな専用プログラムが開発され、このプログラムはスヴェンの首の毛にまで使われたそうです。
エルサがアレンデール王国から逃避して、自分自身の中に新たに湧いてきた大胆さに気づいたことを描くにあたり、有名ヘアスタイリストのダニーロをバーバンクのスタジオに招き、様々なヘアスタイルを試したそう。エルサの髪の毛の42万本。これは、平均的な人間の4倍なんだとか。ボリュームたっぷりのあのヘアスタイル、髪の量にも秘密があったのですね。
プリセスたちのおしゃれにまつわるトリビアで、子どもと一緒にディズニープリンセスのファッショントークで盛り上がってみては?
文/タナカシノブ