名前記載の“レシート”も問題アリ？

従業員の名前を客に公開するものといえば、コンビニやスーパーなどの“レシート”も有名。レジ担当の名前がレシートに記載されているのですが、こちらも「クレーマーがレシートの写真を撮ってSNSに投稿する可能性もあるし、フルネームを記載するのは危ないと思う」「レシートから名前が特定されちゃうと、ストーカーとかの被害にもつながりそう」などと問題視されています。

 

レシートの印字や名札から派生する思わぬリスクを考慮すると、店員側としてはあまり気が進まない“名前の公開”。しかし顧客側からの意見をみると、「担当者の名前が公開されていると、責任もって仕事をしてくれそうだから信頼できる」「どこの誰かもわからない人の接客を受けるよりも、名前がはっきりわかる店員さんが対応してくれた方が安心」との声が。やはり顧客の“信頼”を得るために、名札が必要な仕事は少なくないのかもしれません。

 

個人情報が記載された名札を、情報社会の中でどのように運用していくのか。多くの企業が改めて考えるべき課題と言えそうです。

 

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文／内田裕子