まるで人間のように話したり、暮らしを便利にしてくれるAI。企業の受付や商業施設の案内役など、様々な場所で目にする機会が増えてきましたよね。最近では、病院にもAIアナウンサーの「荒木ゆい」が導入されました。
病院でAIアナウンサーが活躍中!
荒木ゆいとは、人に近いニュアンスで言葉を話すバーチャル・アナウンサー。実際にアナウンサーが読み上げた約10万件のニュースを分析し、人工知能エンジンで機械学習しています。
すでにテレビや商業施設の館内放送などに使われ、活躍の場を広げ続けている荒木ゆい。一応プロフィールも用意されており、年齢は27歳の設定です。栃木出身で東京の私立大を卒業後、キー局のアナウンサーとして就職。その後フリーに転身し、ナレーターやイベントの司会といった様々なアナウンス業をこなしてきました。
そんな“彼女”が、神戸市立医療センター中央市民病院で「検温・問診」のアナウンスを担当。今までは来館者への検温や問診のアナウンスをスタッフがおこなっていたものの、昼夜を問わず働かなければならない現場には大きな負担でした。そこで病院に勤める人々の負担を減らすため、AIが自動で案内してくれる荒木ゆいを導入。平日8~16時の間、来院者に問診や検温の案内をしているそうです。