銀行などでひんぱんにおこなう本人確認の手続き。使用できる身分証も限られてくるため、面倒に感じている人も多いのではないでしょうか。そんな不満を解消するため、大手銀行ではオンラインで本人確認が完結するサービスが実施されます。

メガバンクで始まるオンラインの新サービス

金融機関のサービスを安全に利用する際に、利用者が本人であることを証明する行程は必須。しかし利用者からは、「1箇所間違えただけで最初からやり直しだから大変」「時間がかかるのに毎回同じ作業を繰り返すのがしんどい…」など不満の声も後を絶ちません。

 

そんな中、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などのメガバンクでは「マルチバンク本人確認プラットフォーム」と呼ばれる新サービスを展開。これまでは窓口で実施されていた本人確認を、オンラインでおこなえるようになるサービスです。

 

銀行は日本電気株式会社(NEC)と提携し、利用者本人の同意を得た上で氏名や住所などの個人情報をプラットフォームで共有することが可能に。利用者の本人確認が必要になった際は、このプラットフォームに接続すれば書類なしで完結できます。

 

しかも提携しているどの銀行からも接続が可能。本人確認をオンラインで手続きできるようになれば、身分証や本人確認書類を銀行に持っていく必要がありません。サービスの利用時にはより厳格な本人確認がおこなわれるので、セキュリティ面も安心ですよ。

 

プラットフォームの稼働は、今年6月から順次スタート。まずは証券会社などに提供される予定です。いずれはクレジットカードやネットショッピング、さらに交通機関や旅行会社との連携を目指しているとのこと。買い物やお出かけがもっと便利になるかもしれませんね。