「パート先が営業自粛になり収入が激減した」「夫がリモートワークで、残業代が入らなくなった」「夏のボーナスが大幅にカットされました…」
新型コロナウイルスの影響で収入が減る人は、家計に対して強い危機感を持っていることでしょう。
「この先、お金で困らないようにするには、家計のメンテナンスをしましょう。収入が減っている人だけでなく、すべての人が支出を見直した方が良いですよ」とすすめるのは、これまで23,000件以上の家計相談を受けてきた、家計再生コンサルタントの横山光昭さんです。
具体的な家計のメンテナンス方法について、横山さんに教えていただきました。
PROFILE 横山光昭さん
家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。
お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。
これまでの相談件数は23,000件を突破。
書籍・雑誌への執筆、講演も多数。
収入が減っていなくても、家計メンテナンスが必要?
すべての人に家計のメンテナンスをすすめるのは、この新型コロナウイルスの影響で、平常時と比べてムダづかいが増えている人が多いからです。
外食やレジャー費は減っているかもしれませんが、スーパーで食材をまとめ買いする金額は増えているでしょう。まとめ買い自体は必要な出費ですが、冷蔵庫の中が管理できなくなって食材をダブって買ったり、ついお菓子やお酒を余計に買いすぎるのは、単なるムダづかいです。
また、巣ごもりのストレスを解消しようと、ひんぱんにネットショッピングをしたり、テイクアウトや宅配が多くなったり、アプリの課金が増えたりと、財布のひもが緩んでいる人も見受けられます。心当たりはありませんか?
ムダづかいをしていない人でも、自宅にずっといるので、光熱費や日用品代が増えているという人は多いのではないでしょうか。
今後、世の中がどのようになるかは誰にもわかりません。今は収入が安定している人でも、近い将来、収入が絶たれる事態に陥ることはあり得ます。そうしたときに、お金に困ることがないよう、今から家計のメンテナンスをしておきましょう。