職場などで言いたいことが相手になかなか伝わらず、困った経験がある人も多いのではないでしょうか。そこで今回はネット上の反響も絡めつつ、ビジネスシーンで役に立つ「PREP法」をご紹介します。
分かりやすい会話を実現する「PREP法」とは?
そもそも「PREP法」とは、会話や文章において説得力を高めるための手法のこと。ビジネスでの会話では、まず一番重要な“結論”から先に話すことが効果的と言われており、それを端的に示したものです。
PREPの最初と最後の“P”は「Point」の頭文字。日本語にすると「結論や要点」といった意味です。最初と最後にこの“P”があるので、結論を最初と最後に2度話すことを示しています。最初の“P”を意識して会話することで、相手からの「結局何が言いたいの?」といった疑問を消せる、というわけです。
続いての“R”は「Reason」の頭文字。訳すと“理由”という意味なので、“P”(結論や要点)の後に理由を話すのが大事、ということを指しています。まず最初に結論を明かし、そのすぐ後に理由を挙げると、相手は会話に入り込みやすいですよね。結論がすでに分かっているため、後は細かい内容を聞いて整理するだけなので、無駄がないのです。
日常会話では起承転結を意識して話す人も多いですが、ビジネス会話では全くの違う考え方が大切と言えそうです。
ネット上からも「職場にいると実感するけど、話が上手な人っていつも結論を先に話してるよね」「よく仕事場で『結局どういう意味?』って聞かれることが多いので、私も結論から話せるように意識してみよう」という声が相次いでいました。