【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

                       

ライター名:シバ

 

私は独身時代から舞台を観に行く事が好きでした。ワーキングマザーになってからは行く回数もかなり減りましたが、今でも時間があれば観に行っています。娘と初めて一緒に観たのは「ミュージカルアニー」でした。娘はとても感動し、それから何度も「また舞台を観に行きたい」と言うようになりました。しかし、舞台は内容が難しかったり、子供に見せたくない描写もあったりと、なかなか親としても選ぶのが難しいものです。そこで、たどり着いたのが「劇団四季ファミリーミュージカル」です。

 

ファミリーミュージカルとは

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「劇団四季ファミリーミュージカル」は1964年スタートの「ニッセイ名作劇場」がはじまりです。本物の舞台を子供たちへ…という想いが発端となり東京都の子供たちを無料で招待したことからはじまりました。私は劇団四季はもちろん知っていましたが、ファミリーミュージカルと言うものがある事は知らず、娘が「学芸会で『エルコスの祈り』をやるんだけど、その練習のために学校で舞台映像を見た」と話して来た事がきっかけで知ることになりました。娘の学芸会が感動の中で終わり、彼女にその余韻が残っているうちにファミリーミュージカルの「エルコスの祈り」をみせてあげたい。そんな思いになり、チケットを取って行くことにしました。

 

子供連れが多いので多少の事は安心

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舞台と言えば、会場では静かにしていなくてはいけないものですが、ファミリーミュージカルは大多数が子供連れです。ちょっと泣いてしまったり、途中お手洗いに行きたくなったりなどのトラブルも、子供が多いファミリーミュージカルならあまりストレスにならずに親子で楽しむ事ができます。小さすぎると子供にも負担になると思いますので、物語が理解できる年齢、ある程度座っていられる年齢になれば、心配せずに行くことが出来ると思います。

 

子供を飽きさせない工夫

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舞台自体も、子供たちを飽きさせない工夫がされています。

 

・ストーリー内容がわかりやすい

舞台と言うと、独特の演出で少しわかりにくい事もあったりするものですが、ファミリーミュージカルは子供たちが観るもの、そしてしっかりと内容を理解できるようにとてもわかりやすい演出になっています。子供向け舞台とは言え役者さんたちはプロですので、演技も歌もすばらしく、大人もダイレクトに感動できる内容です。

 

・歌を一緒に歌うなどの演出

舞台のラストには、会場のお客様とみんなで歌をうたう演出があります。娘は学芸会で「エルコスの祈り」の劇中歌を完璧にマスターしていたましたので、とても嬉しそうにうたっていました。

 

・終演後はロビーでキャストの皆さんに会える

舞台終了後、ロビーに降りてみると先ほどまで舞台の上でキラキラとした演技をしていた役者さんたちが帰る子供たちを見送っていました。手を振ったり握手をしたりで、子供たちは大喜びです。うちの娘は、自分が学芸会で演じたパルタ役の役者さんにハイタッチをしてもらって会場を出ました。とても良い思い出になっているようです。

 

 

子供に本物を見せるという事

子供は日々色々なものを見て学んで吸収していきます。だからこそ、できるだけ上質な本物を見せてあげたい、と言うのが親心ですよね。もし、今はちょっと難しくてわからなかったとしても、見たものや経験した事は必ず子供の心に残るはずです。

 

ファミリーミュージカルはどの演目も「生きる上で大切なこと」がテーマになっています。・仲間の大切さ・生命の尊さ・勇気を持つ心  (ファミリーミュージカルWEBサイトより引用)と言ったメッセージを子供たちに見せてくれる内容です。もちろん大人が観ても感動してしまうものでした。

 

是非機会があれば、お子さんと行ってみてください。大人の私たちも、忘れていた何かを思い出せる素晴らしい舞台です。