コンタクトレンズの正しい使い方

 

iStock/ Marcus Lindstrom

 

前述したとおり、巨大乳頭結膜炎の多くは、コンタクトレンズの誤った使用によって引き起こされます。そのためコンタクトレンズの管理や装着を、正しく行うことが大切です。 まず、使い捨てタイプでないコンタクトレンズを使用している方は、使用後に必ず十分な洗浄をして、表面に付着した汚れやタンパク質を取り除く必要があります。 一方、使い捨てタイプのコンタクトレンズは、必ず使用期限を守り、ワンデイタイプでないものはしっかり洗浄するようにしましょう。 また、どのようなタイプのコンタクトレンズであっても長時間の使用は避け、目のかゆみなど違和感があるときは、使用を控えることも巨大乳頭結膜炎を予防するポイントです。

 

目のかゆみや充血は、比較的よく見られる症状であるため軽く考えられがち。 しかし、巨大乳頭結膜炎のように最終的には視力低下を引き起こす病気が原因のこともあるため、気になる症状があるときは早めに眼科を受診するようにしましょう。 特にコンタクトレンズを使用している方は、巨大乳頭結膜炎をはじめとした目の病気を引き起こしやすいため、コンタクトレンズの管理や使用方法には十分注意しましょう。

 

 

文:成田亜希子