メイクが好きな女性ほど、目元には力が入るもの。でも、35歳以上の大人女性が目元をバチバチに縁どっていると、あきらかな若づくりメイクになってしまいます。 大人の目元を美しく見せるにはどうすればいいのか、ヘアメイクアップアーティストの赤松絵利さんに教えていただきました。
くっきりアイラインは、大人の顔には似合わない
「黒いアイラインで目元をくっきり縁どるのは、いまの時代にはトゥーマッチかもしれません。若い子であっても過剰に見えるので、年齢を重ねた女性ではなおさらです。 アイラインで目を大きく見せてかわいくなろうとするより、清潔感や透明感を重視したほうが、素敵な大人に見えます。ビューラーでカールさせるのも同じで、大人はあまりやらないほうがいまっぽいかなと。 いかにも頑張っている感じではなく、〝らしくいる〟女性が魅力的な時代だと思うから」
(赤松さん)
たしかに根元からがっちりカールして、アイライン+繊維入りマスカラで仕上げていると、まるで美魔女のようになってしまいますよね。ひじきみたいなまつ毛は、清潔感や透明感、繊細さからもほど遠い印象です。 でも、目元の美しさはやっぱり大事。年齢とともにまぶたがたるみ、ぼんやりと見えるのも悩みです。その悩みを解消し、目元を美しく見せるにはどうすればいいのでしょうか?
「〝目は口ほどに物をいう〟というくらいですから、たしかに目元は大事なんです。いかにも〝塗ってます〟感のあるアイラインとかでなく、マスカラを上手に使いましょう」(赤松さん)