中学生以下の子ども「一人で病院へ行ってよい」ケース

 

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一方で、医療機関の判断によりますが、中学生以下の子どもでも一人で病院へ行くことができるケースがあります。 具体的には、中耳炎や副鼻腔炎など慢性的な病気で定期的に吸入治療にいくケース、継続した歯科治療を行うケース、骨折などでリハビリを続けているケースなどが挙げられます。 「病状がほとんど変わらない」「継続した治療の必要がある」といった場合は、先述のような「説明と同意」は必要ありません。 そのため、ある程度の理解力が身につく「小学校中学年以降」であれば、一人で病院を受診してもOKなケースもあるのです。 もちろん、交通事故や誘拐などの事故に巻き込まれないよう、医療機関への交通手段などに細心の注意を払って安全を確保する必要はあります。 ですが子どもの自立を促すためにも、上で述べたようなケースに当てはまる場合は、医療機関が可と判断すれば「一人受診」をさせてみるのもよいでしょう。