料理や洗濯、掃除は毎日のこと。だからこそ、すぐれた機能と心ときめくデザインが両立したアイテムを使って、家事を楽しい時間に変えませんか？
第4回は創業70年のとみおかクリーニングの「オリジナル洗濯洗剤」をご紹介します。
クリーニング専門店だからこその確かな洗浄力
1950年創業。70年の歴史を持つとみおかクリーニングは、衣料クリーニング、布団クリーニング、コインランドリー、洗濯代行などを専門としたグループです。
老舗クリーニング店だからこそ「洗う」ことには強いこだわりがあります。使っているのは、肌にやさしい純石鹸や有用微生物であるEM菌を用いた、オーガニックな洗剤。ドライクリーニングも、石油ではなく化粧品にも使われているシリコーンを用いています。 水もただの水ではありません。ナノテクを駆使したナノウォーターを採用することで、安全で高品質な仕上がりを提供し続けてきました。
業務用洗剤を「オリジナル洗濯洗剤」として商品化
こうして70年もの間、こだわりのクリーニングを提供しきたものの、それを外へうまく発信できていない…という悩みもありました。
そんな中、2018年にクリーニングと雑貨販売の併設店を展開することに。そこで、とみおかクリーニングのスタッフから、愛用し続けているオリジナルの「業務用洗剤」を商品化したら喜ばれるのではないか？というアイデアが出ました。
それが「オリジナル洗濯洗剤」の始まりです。
広く、手軽に試してもらいたいという想いとエコの観点から、まずは量り売りをスタートさせたそう。現在でもすべての直営店において、1g＝1.2円（「オリジナル」の販売価格。「プラス」と「フラワー」は、1g＝1.5円）にて量り売り販売をしています。
ミルク缶に入れた「オリジナル洗剤」は、その見た目の可愛らしさから大人気に。「使ってみてよかったわ。もう缶要らないからさ、中身だけ売ってくれない？」というお客さんの声も多く、現在では詰め替え用も販売されています。
粉洗剤だからこそしっかり汚れが落ちる
とみおかクリーニングのクリーニング工場でも実際に使用している、業務用の洗濯洗剤「オリジナル洗濯洗剤」。
その特長は、粉洗剤であることでアルカリ性を保ちやすく、汚れ落ちがよいことです。 生分解性も高く、環境や衣類、肌にもやさしく、洗うたびに繊維に付着している油分や汚れが徐々に取り除かれていきます。そのため、繊維本来のやわらかさが戻り、柔軟剤を使用せずとも、やわらかく洗いあがります。
さらに善玉バイオが衣類をコーディングするため、一度洗うと汚れから守ってくれ、黄ばんだシャツも洗うたびに白くなります。しかも、界面活性剤の使用を0.5％以下と極力おさえているため、すすぎは1回でOK。すっきりと洗いあがるのです。
1回の使用量は、4kgの洗濯量に対しておよそ20g程度。付属の計量ステンレス製のスプーンのすりきり1杯分です。1缶には1袋800gが入っているので、40～50回分ほど。一般的な粉洗剤と比べると使用量が少ないですが、しっかり洗浄されるので使用量を守って使うことがポイント。袖やえりなど頑固な汚れがある場合は、40度くらいのお湯に浸け置きするなど予洗いがおすすめです。
衣類だけでなく洗濯槽もきれいになる
また、香料不使用のため香りが残ることもありません。衣類に香りをつけたいという場合は柔軟剤との併用も可能です。その場合はいつもの半量の柔軟剤で十分。普段のお洗濯をしながら洗濯槽もきれいにしてくれるので、3か月程毎日使うと洗濯槽の裏側もピカピカに。
牛の町・中標津町由来のミルク缶パッケージ
製品化する際に課題となったのがパッケージ。「このまま粉洗剤を店頭に並べても売れないだろう…」と悩んでいたところ、とみおかクリーニング発祥の地である牛の町・中標津町にちなんで「ミルク缶に入れて販売しよう」というアイデアが出てきたそう。
それが、このかわいらしいデザインのゆえんとなっています。
現在では完全にオリジナルのミルク缶を製造し、タグも印刷したものを使用していますが、発売スタート当初は既製品のミルク缶を探し、それに自分たちで洗剤を詰めていたんだとか。紙タグも無地のものを買ってきて、オーダーしたスタンプでロゴを一枚ずつタグに押して、ミルク缶にタグをひもでくくりつける…という作業を、すべて手作業で行っていました。
小さな子どものいる家庭の最大の課題ともいえる、毎日の洗濯ルーティン。しつこい汚れも、とみおかクリーニングの「オリジナル洗濯洗剤」を使えばしっかり落とすことができます。そのうえ、手肌や環境にもやさしい。 ずっと使い続けたい洗剤です。
【価格】2,200円 （800g/税込）
【販売店】とみおかクリーニング店 （通販可）
【問い合わせ先】011-807-9915
文／松崎愛香 撮影／田尻陽子
