日々の生活を送る中で、怒りがこみ上げてくるような出来事ってありますよね。イラついた時に怒鳴り散らす人もいますが、できるだけ感情はコントロールしたいところ。3月3日の『この差って何ですか?』(TBS系)では、“怒りを抑える方法”を特集していました。

 

6秒習慣でイライラ!が一瞬で消える

まったく怒らないという国立生理学研究所の教授・柿木隆介先生によると、“怒りやすい性質は元々の遺伝が関係しているが、トレーニングをおこなえばうまく抑制できる”とのこと。ではさっそく、怒りを抑えるための効果的な対処法を見ていきましょう。

 

柿木先生は重要なポイントとして「6秒待つこと」をあげていました。怒りの元となる興奮物質は“前頭葉”によって抑えられるものの、重要な役割を果たす前頭葉はすぐに活動してくれません。しかし“6秒”時間をおくことで、ようやく前頭葉の活動が開始。たった数秒の違いで“怒りのレベル”がだいぶ変わりますよ。

 

出演者の土田晃之さんも「6秒経った方が理論的に考えられる」とコメントしていましたが、中には「怒っている時に6秒待つのは大変…」と思う人もいるのではないでしょうか。そこで柿木先生は“怒りを感じても6秒待てる方法”として“咳”をすすめていました。咳によって時間が稼げるだけでなく、深呼吸も同時におこなえるのでまさに一石二鳥。カッとなって手を出したり暴言をはいてしまいそうな時こそ、時間を稼ぐ動作が重要です。ちなみに咳をする場合は相手に不快な思いをさせないよう、後ろを向いて実践してくださいね。