生理痛を悪化させる習慣
生理中は前述のように子宮収縮が生じるため、誰でも下腹部と腰の違和感や痛みが生じます。しかし、その症状の重さは人によってさまざま。 ほとんど気にならないという人もいれば、起き上がるのさえ困難になるという人も少なくありません。 痛みの原因となるプロスタグランジンの分泌量に個人差があるとされており、生理痛の軽重は〝体質の一種〟とも考えられます。 しかし、日常生活上の好ましくない習慣が原因で、知らず知らずのうちに生理痛を悪化させてしまっているケースも。 次のような習慣は生理痛を悪化させる原因になるので注意が必要です
(※1)。<下半身の冷え>
下半身の冷えは子宮への血行不良につながり、その結果、子宮の筋肉の柔軟性が低下します。すると、より強い収縮を起こそうとプロスタグランジンの産生量が上がり、生理痛の悪化につながります。 また骨盤内の血流が滞ることで、プロスタグランジンが滞りやすくなり、痛みが続く原因にも。生理中はもちろんこと、日ごろからひざ掛けなどを活用して下半身の冷えを防ぐようにしましょう。
<ストレス>
ストレスも生理痛を悪化させる原因になります。というのも、ストレスは自律神経のバランスを乱して過剰な血管収縮を促し、血行を悪化させるから。生理中はできるだけストレスのない生活を心がけ、十分な休息と睡眠ととるようにしましょう。