家庭で対策をしながら専門医の治療を
子どもには「薬はあまり飲ませたくない」と、考える方も多いかもしれません。しかし子どもの花粉症は重症化しやすく、他のアレルギーを併発しやすいことから、家庭でできる対策をしつつ、必ず専門医の治療を受けることが大切です。 最近では、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが受けられる「舌下免疫療法」が保険適応となり、注目を浴びています
(※1)。アレルゲンを体に少量ずつ取り込み、アレルゲンを体に慣らしていくという治療で、家庭での服用ができるようになりました。これにより、アレルギー治療薬の減量や花粉症状の改善が期待できます。 ちなみに、子どもへの適応は今まで12歳以上からとされていましたが、2018年6月より5歳から可能となりました
(※2)。こういった、薬に頼らない治療方法もあるので、病院での治療を嫌がらずに、病院での治療と家庭での対策の両方を大切にしてもらいたいと思います。
(※1)舌下免疫療法-アレルゲン免疫療法ナビ
(※2)花粉症・ダニアレルギーの舌下免疫療法がお子様も可能に-有明こどもクリニック
文:くまこ