具体的な詐欺の手口は?

「改元詐欺」の被害にあった宮城県在住・47歳女性の場合、始まりは銀行員を名乗る詐欺師からの「平成から新しく令和に元号が改元されることで、キャッシュカードのセキュリティが強化されるのですが、お手続きはおすみですか?」という電話。詐欺師はキャッシュカードが不正利用される可能性をほのめかし、一度電話を切ります。

 

すると数時間後に聞き覚えのない家電ショップから、「35万円のご購入ありがとうございました」との連絡が。身に覚えのない被害者は銀行員の注意喚起を思い出し、キャッシュカードの不正利用を疑いました。もちろんこの家電ショップの店員を名乗る人物も詐欺師。女性はまんまと銀行員役の詐欺師に連絡して、不正利用が疑われる自分のキャッシュカードを渡してしまいます。

 

詐欺師はその場で処分する振りをしてキャッシュカードを持ち去り、後で復元。書類に書かれた暗証番号をもとに、女性の口座から預金を引き出したそうです。

 

また番組では、今年の正月にネット上を騒がせた「ツイッター懸賞詐欺」も紹介。「フォロー・リツイートで賞品が当たる!」といった架空のキャンペーンを装い、応募した人に当選メールを送ります。そこには送料を振り込むように書かれており、大体1万円以下の金額を要求されるのだとか。当然賞品は届かないのですが、金額が少ないため被害者が泣き寝入りするケースが多いと問題視されていました。