昔から人々の生活を脅かしてきた悪質な“詐欺”。平成の時代も「ワンクリック詐欺」や「架空請求詐欺」など、様々な手口の詐欺が問題になっていました。そんな詐欺の数々は“令和”になった現在、どのような進化を遂げているのでしょうか?
平成の詐欺と令和の詐欺は何が違う?
以前放送された『この差って何ですか?』(TBS系)では、“平成の詐欺”と“令和の詐欺”の差を特集。番組によると平成の詐欺は「オレオレ詐欺」などをはじめ、高齢者がターゲットになっていました。当初はATMに振り込ませることでお金を巻き上げていたのですが、警察とのイタチごっこで徐々に変化。これまでお金のやり取りに使っていたATMやレターパックに注意書きがされるようになると、「詐欺グループが訪問して受け取る」という手口にシフトしていきます。
平成の詐欺に比べて、令和の詐欺はターゲットとされる層に変化が。番組に登場した元大阪府警捜査二課の刑事・中島正純さんは、「令和になってからは30代、40代、50代と、若い世代もターゲットになっています」と指摘していました。具体的にどのような手口があるのか、番組では令和の詐欺の数々を紹介。例えば平成から令和に改元されたタイミングでは、「改元詐欺」が流行っていたそうです…。