子ども用シロップ薬の使用期限が短い理由

 

iStock.com/timsa

 

実はシロップ薬は、処方せんの指示に従って、そのつど薬局で「作って」います。 例えば、キャップの目盛では量れない微量が出る場合や、1回に飲む量がごく少ない場合、「単シロップ

(飲みやすい味にするために調剤で使われる液)

」や水を混ぜて、量りやすい量に調整しています。 これらを混ぜることにより、シロップは菌が繁殖しやすい状態となり、使用期限が短くなるのです。

 

またシロップに限らず、子どもの処方薬は成長に伴って量が変わります。というのも、薬の量は体重から計算することが多いからです。 たとえ保存できる状態だとしても、以前に処方された薬を飲ませるのは避けるようにしましょう。