歳をとると次第に現れる「認知症」の症状。老後に発症するものだと捉えずに、若いうちから予防しておくことが大切なのかもしれません。今年1月に放送された『名医とつながる! たけしの家庭の医学』(テレビ朝日系)では、認知症を予防する方法が紹介されました。

手をつなげば認知症が予防できる!?

まずは認知症予防に効果的な食べ物から見ていきましょう。同番組ではじめに登場したのは、スーパーで販売されているピーナッツでした。ピーナッツの薄皮には、血管を拡張させる効果があるレスベラトロールという成分が含まれています。レスベラトロールは加齢などで弱まった血管の拍動を強くするので、脳の老廃物を脳の外へ洗い流す作用が。そのため、薄皮ごとピーナッツを食べることが認知症予防に効果的です。

 

また主食では「カレーライス」が認知症の予防に繋がります。スパイスの1つ「ターメリック」にはクルクミンが含まれており、認知症の原因となる脳のゴミを溜まりにくくする効果があるそう。実験ではマウスへクルクミンを与えた後、脳内の状態をスキャン。クルクミンの効果で、脳内のゴミはほとんど残っていませんでした。

 

ピーナッツやカレーライスといった食べものだけでなく、認知症を予防できる日々の行動も紹介。番組で実施した検証では、夫婦で手をつなぐと認知症予防に繋がることが判明。手足など末端部位の皮膚に心地よい刺激を与えた場合、脳の神経細胞機能を改善する成分が分泌されます。