日本には“謙遜の美学”があり、自ら一歩へりくだって相手を立てることが良しとされていますよね。しかし“度が過ぎる謙遜”は、人を傷つけてしまう可能性もあります。今年1月にネット上で、「謙遜で身内をけなす人ってどう思いますか?」という話題が注目を集めました。

 

度が過ぎる謙遜って本当に必要?

奥さんや旦那さん、自分の子どもや親戚を謙遜でけなす人たちを見てきたという女性は、「けなされる人はもちろん、聞かされる人も気分が良くないと思う」と疑問を抱いています。

 

この女性と同意見の人たちは多く、「日本の文化ではあるけど限度はある。あんまり言いすぎる人は好きじゃない」「言われた人の自尊心や自己肯定感を低下させる行為だからやめた方がいいと思う」など共感の声が上がっていました。

 

しかし“仕方ない”と思う人もいるようで、「褒めたら煙たがられるからね。『うちの旦那は優しくて~』ではなく、『うちの旦那は寝てばっかで~』といった方が敵を作らないというか」「旦那や子どもを褒めたり自慢すると、それはそれで叩かれるからめんどくさい。ある程度の謙遜は、時と場合によって必要だと思う」といった意見も。

 

“沈黙は金、雄弁は銀”という言葉もあるように、しゃべり過ぎなければ誰かが傷つく可能性もないのかもしれませんね。