東京都には羽田空港のほかに、調布市にも飛行場があります。 プロペラ機が離発着する調布飛行場からの飛行先は東京の島々。パイロットに憧れている男の子に是非、遊びに訪れてもらいたい調布飛行場の魅力を紹介します。

 

知る人ぞ知る穴場「調布飛行場」って?

昭和16年に開設された調布飛行場の歴史は古く、第二次世界大戦では首都圏に飛来するB-29爆撃機などを撃退するため戦闘機が配備されていました。また、戦時中の拡張工事の際には近藤勇の生家が工事に差し支えることから取り壊されています。 敗戦後の昭和20年にアメリカ軍によって接収され、昭和48年に日本に全面返還されました。現在の新しいターミナルビルで運用がされたのは近年2013年になってからです。 歴史を感じる調布飛行場は、プロペラ機を間近に見ることが出来る場所です。

ターミナルにはお土産屋さんや売店などはありません。飲料自販機のみになります。トイレ、喫煙ルームは完備されています。 また、アクセスは中央高速、調布IC府中方面出口から車で5。その他、京王線 調布駅北口から小田急バスで15分、中央線 武蔵境駅南口からタクシーでも15分ほど。と都内からのアクセスも意外と手軽。ちなみに駐車場は第一駐車場25台・第二駐車場300台で一日最大料金1,000円です。 ターミナルの展望台からはプロペラ機の給油なども見学ができます。

 

プロペラカフェで飛行機を見ながらランチ

調布飛行場と隣接してある「プロペラカフェ」は飛行機の離発着や格納庫を間近に見ながらくつろげるカフェです。窓際の席は滑走路が目の前にあり、ガラス越しにプロペラ機の離発着を見ることが出来ます。飛行機好きな男の子は、きっと窓に張り付いて何時間でも居られる空間だと思います。

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プロペラカフェの窓際からの写真です。プロペラ機が着陸する瞬間の写真です。

プロペラカフェから眺めることが出来る格納庫。プロペラ機を間近で見学できます。メニューも豊富でお子様ランチもあり、食事やスイーツも充実していますよ。

 

見るだけじゃなく、乗る! 調布飛行場から東京の島へ

調布飛行場からは、東京近辺の島々へ行く飛行機が離発着しています。プロペラ機に実際に乗ることも、もちろんできます。飛行時間も30分程度なので、週末におでかけするときに、思い切って乗ってみるのも手。滑走路は800m×30m。調布から大島・新島・神津島へ毎日運行しています。

 

 

ちなみに、大島・新島・神津島への旅は調布飛行場から以外に船の旅もあります。竹芝桟橋・横浜・下田からの定期便も運行しています。竹芝桟橋から新島へ大型船での運行時間はおよそ8時間。高速船でも約3時間になります。空の旅と船の旅、どちらを選びますか? それぞれに魅力ある旅になりそうですよね。

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CHANTOママライター/中谷絢子

味の素スタジアムの隣にある調布飛行場は、武蔵野森公園・野川公園・国立天文台も近くに点在し子供の遊びには大満足ができる場所がたくさんあります。行楽シーズンを迎えるこれからの季節に是非、訪れてほしいオススメのスポットです。