2年後…日本の「産後ケア」は進化しているか
日本では、自治体による産後ケアが法律に定められたといっても、まだ「努力目標」であり、義務ではありません。そのため、今後その取り組みがどこまで進むかは、自治体の主体性によるところが大きく、現状では未知数です。
とはいえ、女性や子どもに関することが常に後回しにされがちな日本において、こうした条文が追加されたこと自体が大きな進歩といえます。2年後、法律が施行される頃には…それが産後の女性たちを支える、何らかのかたちとなっていることを期待しています。
〈参考〉
『病気がみえる Vol.10 産科』(メディックメディア)
記者懇談会「産後ケアの現状と課題」
衆議院「母子保健法の一部を改正する法律案」
一般社団法人ドゥーラ協会「産後ドゥーラって、なに?」
文:山本尚恵