毎日の食事作りにかける時間を少しでも減らしたい!そんなときに役立つのが「電気調理鍋」ですが、キッチンが狭くてこれ以上モノを増やせないという家庭も多いはず。そこでおすすめしたいのが、タイガー魔法瓶の炊飯ジャー「tacook(タクック)」です。

 

ごはんとおかずが同時に作れるのがタクックの最大の特徴。タクックの最新モデル「マイコン炊飯ジャー<炊きたて> JAJ-G550」は3合炊きのコンパクトなマイコン式炊飯器ですが、家族が多い家庭なら5.5合もしくは1升炊きの「IH炊飯ジャー<炊きたて> JKT-J102/J182」という選択肢もあります。それでは、タクックでどんな料理が作れるのがご紹介しましょう。

クッキングプレートと内なべで同時調理

タクックは、「炊飯する(=炊く)」と「調理する(=クッキング)」を組み合わせた造語です。同シリーズの炊飯器にはクッキングプレートが付属しています。このプレートのなかに食材を入れて内なべにセットしたら、あとは炊飯をスタートするだけ。炊飯中の蒸気で食材を加熱調理してくれます。

▲3合炊きの「マイコン炊飯ジャー<炊きたて> JAJ-G550」は、コーラルピンク、ナチュラルホワイト、アッシュグレーの3色。 サイズは約幅21.9×奥行27.3×高さ19.1cm.。

 

炊飯容量によって調理できる料理の量も異なります。3合炊きなら1人分、5.5合炊きなら2~3人分といった感じです。ひとり暮らしならごはんとおかず1品で十分ですが、家族がいるとおかずは何品かあったほうがいいかなと考える人が多いと思うので、1品分はタクックに任せるといったイメージでいるのが良さそう。

 

▲クッキングプレートは外周部に穴が空いており、内釜から発生した蒸気でプレート内の食材を加熱する。こちらは「キャベツ焼売」を作っているところ。

 

「キャベツ焼売」はひき肉をこねてキャベツを載せるだけ

今回参加した試食会では「キャベツ焼売」を目の前で作ってもらったのですが、作り方はとにかく簡単。クッキングプレートに豚ひき肉、めんつゆ、しょうが、塩、こしょう、片栗粉を入れてよく混ぜたら、その上に市販のカットキャベツを敷き詰めるだけでOK! 皮の代わりにキャベツを使って肉の旨みを閉じ込めるそうで、こういった蒸し物はタクックが得意とする料理なんです。

▲完成したキャベツ焼売。白ごはんにニオイ移りすることもなく、クッキングプレートから肉汁もこぼれていない。

 

実際に完成したキャベツ焼売を食べてみましたが、しんなりしたキャベツとひき肉を一緒に食べるとジューシーで、ごはんが進むおかずになっています。完全な焼売とは少し異なるものの、ごはんを炊くだけでおかずが1品完成するのには感心しました。

卵料理やパスタ料理も炊飯器におまかせ

試食会ではクッキングプレートを使って作った豚キムチとキッシュに加え、内なべで調理したボロネーゼパスタも並びました。

▲通常の豚キムチは焼いて加熱するが、タクックの場合は蒸気で加熱するので、肉が固くなりにくい。

 

実はキッシュとボロネーゼパスタは同時に作ったそうなんです!ごはんだけでなく別々の料理を同時に作るのは、火の通り具合にばらつきが生まれそうなものですが、きちんと両方の料理がベストな状態に仕上がっていました。こんな使い方もできるとは驚きです。

 

▲キッシュはクッキングプレートでこしょう、マヨネーズ、卵を混ぜ、ベーコン、しめじ、スライスチーズを加えて加熱した。

 

▲ボロネーゼパスタは、みじん切りにした玉ねぎと合い挽き肉、ペンネと水を内なべに入れて加熱すれば完成。

 

また、最新モデルのマイコン炊飯ジャー<炊きたて> JAJ-G550」は「冷凍ご飯」メニューを搭載しています。冷凍することを前提に、ベタつきを抑えながら芯までふっくら炊き上げることで、解凍後もおいしく食べられるのが魅力。土日にまとめて炊飯する家庭にとってはありがたいですね。

 

タクックシリーズの実売価格は、「マイコン炊飯ジャー<炊きたて> JAJ-G550」が1万4000円前後、「IH炊飯ジャー<炊きたて> JKT-J102」が2万円前後、J182が2万2000円前後となっています。炊飯器の買い替えを検討する際に、「同時調理」を検討材料に加えてみてはいかがでしょうか。

 

象印マホービン

https://www.tiger.jp/product/ricecooker/JAJ-G.html

マイコン炊飯ジャー<炊きたて> JAJ-G550

サイズ:約幅21.9×奥行27.3×19.1cm

本体質量:3.0kg

最大消費電力:375W

文/今西絢美