3.目にも辛さが出る「副鼻腔炎」
私たちの顔の骨中には、主に4つの種類の「副鼻腔」という空間が、左右対になって存在しています。 これらの副鼻腔は細い管を通して鼻やのどにつながっていますが、通常は無菌状態です。 しかし風邪をひいたりすると、副鼻腔に細菌やウイルスが侵入して、内部に炎症を引き起こす…これが「副鼻腔炎」です。
副鼻腔炎では、発熱などの症状が現れにくく、ドロドロとした鼻水、鼻づまり、顔の痛み、頭重などを引き起こします。 また、副鼻腔は目の近くにあるため、目の奥に慢性的な痛みを引き起こすことも。 早めに治療しないと炎症が慢性化して完治まで時間がかかったり、根治しないと再発を繰り返すようになります。 育児中は疲れやストレスなどで身体も弱りがちですので、気づいたら副鼻腔炎を発症していることもあります。注意しましょう。
「目の奥の痛み」の対処法
目の奥が痛み始めたら、まずは次のことをやってみてください。
●暗く静かなところで目を閉じて横になる
●睡眠不足であればよく眠る
●ホットタオルなどで目を温める
しかし、十分に休んでも目のケアをしても痛みがよくならなかったり、発症を繰り返すときは、思わぬ病気が潜んでいる可能性もありますので、放っておくのはNG。できるだけ早く病院に行くようにしましょう。
文:成田亜希子