【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】
ライター名:吉田夏子
皆さんは日本にある世界遺産に行ったことはありますか? 今回はその中のひとつ岐阜県にある『白川郷』をレポートします。
岐阜県にある合掌作りの集落であり、世界遺産に認定されています。テレビなどで目にする機会も多く、いつか行ってみたい場所の一つでもあったので、今回の長期休暇の行き先は白川郷に決めました。山間部にあるため、車で向かうとなかなかの山道を抜けて行くことになりますが、現地では駐車場も完備されており、周辺には飲食店もたくさんあります。
大自然とのどかな田舎暮らしに触れてリフレッシュ!
都会に住んでいると、ほぼ無縁な新緑の広がる風景やどこまでも広がる青い空。白川郷は豊かな自然と昔ながらの暮らしや風景がそのまま残されていて、まるでタイムトリップしたような気分になります。なかでも、私が感動したのが、水のきれいさ。透き通った川では、ニジマスや鯉が気持ちよさそうに泳いでいる姿がハッキリ見ることができます! その近くでは、地元の方が採れたてのトマトや胡瓜を川の水で冷やして売っていて、大きな胡瓜を丸かじりしながら散策しました。冷えた野菜は、本来の甘みがぎゅっと感じられて、おいしいおいしいと、家族みんなで大興奮!さらに、展望台に向かう山道には、ひんやり冷たい湧き水があって、ほてった顔を洗ったり、タオルを濡らして身体を拭いたり、都会では経験できない体験がたくさんできました。のんびり散策するのも楽しいですが、小さい子どもがいる場合は、バスも出ているので移動は安心です。我が家は、登山好きな主人の希望で展望台まで歩いて行くことに。虫嫌いな娘が心配でしたが、道路もわりと舗装されていたて歩きやすく、頂上に向かうにつれて変わる風景に見せられたようで、飽きたりグズることなく登れました。私も、日々の仕事で疲れた身体に、マイナスイオンがしみわたり、気持ち良い汗をかいてリフレッシュできました!
昔ながらの暮らしの知恵や歴史をリアルに感じる!
白川郷には古い茅葺きの合掌造りの民家がたくさんあり、なんと今でも住んでらっしゃる方もいるのだそう。集落内には、何軒か一般公開されている昔の家を見学することができます。予約なしでいいので、気軽に見学できて安心。入場料もお手頃価格でお財布にもやさしいのも、観光地ではうれしいですね。外観はよくテレビなどで見ることができますが、実際に家の中に入ってみると、手っ取り早く、昔のこの土地の人々の生活に触れることができます。今回は個人的に行ったので説明などはありませんでしたが、ツアーではガイドさんがより詳しい説明をしてくれるのかもしれません。実際に使われていた生活道具や室内を見て、感じて、その時代の雰囲気に浸る…まさに五感を研ぎすますといった感じです。それが子供の想像力を掻き立てる良い機会にもなりました。昔の人の知恵に関心を持ち、今の生活がいかに恵まれた環境であるのか、改めて実感。自分自身も気持ちをリセットできます。ところどころ、立て看板で歴史が書いてあるので、理解しながら見学すると、より深みのある旅になること間違いなしでしょう。
子どもの自由研究の題材としてもぴったり!
今回、娘は夏休みの自由研究の題材に「白川郷」を選びました。自分で写真を撮り、施設や集落を歩いてまわり、資料になるパンフレットをかき集め、意欲的に取り組んでいた様子。テーマは『白川郷はどういうところなのか』。世界遺産に認定されるぐらいの素晴らしい場所ですから、日本の宝物です。一番の特徴である茅葺き屋根の傾斜はなんと約60度もあり、雪下ろしの作業軽減や多雨地帯のため水はけを良くするのに、あの形になったという理由があるそうです。室内は、屋根裏があったり、実は5階建でビックリしました‼ 少しのスペースも有効活用できるように、あの形なのだそうです。学校で昔の生活を学習していたこともあり、初めて見る器具、風景、内観などは、本で見るのとは全然違ったもので、実際目で見た方が子どもの心を鷲掴みにしたようです。大人の私もすっかり魅了されました(笑)自由研究は一緒に話し合って完成させ、帰宅後も子どもと密な時間を過ごせました。昔の人の知恵について語り合うのも貴重な時間になりますね。以上、白川郷のレポートです。
皆さんも是非世界遺産デビューいかがですか?日常生活では見えない部分を振り返るのに、とても良い機会になり、心も浄化されますよ。