妊娠中に水ぼうそうにかかると
大人が水ぼうそうにかかると重症化しやすいもの。しかも妊娠中は免疫力が低下しがちになるため、さらに重症化する傾向にあり、死亡率は13~14%にのぼるとのこと。 また、妊娠初期のころに感染すると流産する危険が高まるとされています
(※3)。 いっぽう妊娠中期以降に感染すると、胎盤を通してお腹の赤ちゃんにも感染が拡がり、「先天性水痘症候群」を発症するリスクがあることも分かっています。 先天性水痘症候群とは、精神発達遅延、手足の奇形などを引き起こす病気。発症する頻度は2%と低めですが、赤ちゃんに大きな影響を与えてしまう危険性があります。 また、先天性水痘症候群を発症しない場合でも、生後6か月前後に「帯状発疹」を発症しやすくなるとされています(※2)。 いずれにせよ赤ちゃんが辛い思いをしないよう、妊娠中は水ぼうそうに十分に注意する必要があります。