仕事に加えて、家事育児をこなす働くママ。あまりの忙しさや疲れから、泣き出したい気持ちになることだってありますよね。そんなとき「私のほうががんばっている」と、夫に対して恨みがましく感じてしまうことも。お互いの状況を理解できなくなって、夫婦の危機を経験した、ママたちのお話です。
相手の状況に目を向けられない…(加奈さん/32歳/派遣)
育児と家事まではよかったのですが、仕事復帰してからは余裕がなく心身ともにへとへと。そんな私の苦労も知らずか、家では悠々自適に過ごす旦那を見ていると「私がこんなにがんばってるのに!」という気持ちがどんどん大きくなっていきました。 「こんなに大変なのに、なんで手伝ってくれないの?」「仕事だけであなたは楽だよね」と口に出してしまいました。旦那も私の言葉に怒って当然だと思います。結果お互いが「自分のほうが大変!」と主張し合い、かなり険悪な関係になりました。 自分だけが大変だと思うと、旦那に優しくすることができませんでしたね。旦那もそんな私に優しくできなくて当然。その悪循環で、会話もしない最悪な関係が半年くらい続きました。 でもあるとき、旦那の知人から職場でのがんばりを聞いて、そこで初めて気づいたんです。自分ばかりしんどいと思っていたことを反省。素直に謝ったら、旦那も家事や育児を協力してくれるようになりました。思いやりを持って歩み寄るって、本当に大切ですね。