「旦那は幸せじゃない」ことに気づけなかった(晴菜さん/33歳/薬剤師)
旦那は温厚で本当に優しい人で、私にとっては毎日が幸せでした。でも、旦那は幸せじゃなかったんですよね。むしろ相当、窮屈だったと思います。 お小遣いを減らしたり、飲み会を断らせたり。常に旦那の居場所を把握できるようにスマホまで設定していました。自分の思い通りに旦那を動かそうと必死でした。いま思うと、離婚を切り出されて当然だと思います。 ある日突然旦那が帰って来なくなって、翌日ポストに離婚届が入っていて。衝撃でした。LINEで謝罪の連絡をしても未読、どこにいるのかわからないから手紙も出せない。 辛抱できなくて旦那の職場で待ち伏せして、やっと会うことができました。でも決心は固いようで、このままだと離婚は避けられなさそうです。どんなに謝罪してもダメでした。「謝っても遅い」とはこういうことなんだと思い知らされました。
相手の優しさに甘えて、わがままになってしまうことは誰にでもあり得ること。でも、優しくて反撃もしないような人ほど、たまったストレスは大きいものかもしれません。心当たりがある人は、お気をつけて!
文:白藤やよ